ニトロです。
イヤホンといえば、昨今では完全ワイヤレスが当たり前になってきています、電車内などでコードが耳から出ている人の方が少数派な感じになっています。
そして、ノイズキャンセラーや外音取込み機能付きが、いわゆるハイエンドモデルの象徴とも言える機能になっており、この機能が優秀な製品がユーザーに選ばれるポイントにもなっています。
今回は、デンマークのコペンハーゲンに本社を置く音響メーカー LIBRATONE(リブラトーン)の完全ワイヤレスイヤホン「LIBRATONE AIR+(2nd)」をレビューします。
北欧のサウンドとデザインが楽しめる上に、LIBRATONEのノイズキャンセラーや外音取込み機能はかなり優秀との事で、コアな音響マニアにも絶賛されているイヤホンだそうです。
僕の耳に北欧サウンドが理解できるのか? 不安はありますが・・・w
LIBRATONE AIR+(2nd)概要
LIBRATONE(リブラトーン)について
LIBRATONEの小鳥ロゴマークは、デンマークを代表する詩人であり童話作家、アンデルセンの作品「ナイチンゲール」に由来するそうです。
中国の皇帝が重い病の床に伏したとき、窓際にやってきて彼を救ったのはナイチンゲールの美声でした。「美しい音」と「自由」を追い求めることが同社の信念。
LIBRATONEのデザインは、スカンジナビアンデザインを礎とし、従来のオーディオシステムのような無機質なものではなく、家具と調和した空間をデザインしているのです。
特徴
LIBRATONE AIR+(2nd)の主な特徴は以下の通りです。
スペック
スペックや仕様などをまとめてみました。
外箱と付属品の確認
外箱
LIBRATONE AIR+(2nd)のパッケージは、手に持つと紙材質のような質感で、環境に配慮したパッケージなんだという事をすぐに理解ができます。
調べてみたところ、完全に生分解性繊維でできているらしく、製造プロセスにおいても、エネルギー消費を最小限に抑えているとの事です。
付属品
付属品は、多言語マニュアル、充電用USB-Cケーブル、イヤーチップと、イヤホンではお決まりとも言えるアクセサリーセットです。
マニュアル 短いUSB-Cケーブル 付属イヤーチップは S/M/L の3サイズ
イヤーチップはシリコン製でイヤホンに取付けてあるMサイズの他に、SとLのサイズ2種類が付属しています。
全てを取り出した状態
本体がコンパクトなので外箱の大きさに比べ内容物が少ない・・・ パッケージ自体をもっと小さくしても良かったのではないか? などと少し思ったりもするw
LIBRATONE AIR+(2nd) 本体
収納ケース
収納ケースはかなりコンパクト、旧型の AirPods に近いサイズ感、イヤホンを収納した状態でも重量が軽く、小鳥のロゴマークが印象的です。今回入手したネイビーカラーは光の当たり方によって黒にも見えて良い感じである。
ケース背面にはペアリング時に利用するボタン、材質はプラスティックなので高級感があるとまでは言わないが質感は良好です。
蓋の開口部は広く大きく開き、イヤホンを摘んで手前に取り出すような使い方となり、イヤホン本体はマグネットで固定されているので、落下する不安感はなく安定感があります。
正面にある「L・R」表示部がインジケーターになっているので、充電状態やペアリング時などに状況確認ができる、蓋を閉めている時はシンプルで、蓋を開けた時の見栄えが良いデザインです。
イヤホン本体
イヤホン本体もかなりコンパクト、背部の小鳥ロゴがあしらわれた三角デザインが特徴的で物理ボタンは存在せず、ロゴ周辺をダブル・トリプルタップする事で再生・停止などの操作をおこないます。
また、防塵防水性能は IP54 、どの程度の性能かと言うと、「塵埃の侵入は完全に防止できないが電子機器の動作には問題がなく、あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない」というレベル、まぁ、一般的な運動や雨の日などに使用しても問題はないでしょう。
ペアリング
iPhone や Android スマホなど、端末とペアリングするには LIBRATONE AIR+(2nd)のケース蓋を開けた状態で背面ボタンを長押しするだけです。
最大3台までのマルチペアリングに対応しています。
ワイヤレス充電に対応
LIBRATONE AIR+(2nd) は、1度の充電で約6時間の連続再生が可能、ケースは3回分の充電ができるので合計で24時間の再生ができます。
コンパクトなのにちゃんとワイヤレス充電に対応しています。
写真では分かりづらいですが、充電中はUSB-Cポートの周りが白く点灯して充電状況の確認ができます。
アプリによる詳細設定
インストールは必須ではありませんが、LIBRATONE という専用アプリがAPPストアや、Google Playにあり詳細な設定が可能になりますのでインストールをお勧めします。
何ができるかというと・・・
装着状態テスト
イヤホンが耳に正しく装着できているかどうか、イヤチップのフィッティングなどの確認ができます。
しっかり耳にイヤチップを挿入しないと「良好」判定になりませんし、良好な状態であれば音質やノイズキャンセリングなどの効果がハッキリ分かりますよ。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングですが、 LIBRATONE AIR+(2nd) は、自動で適正なノイキャンレベルを設定してくれるので、基本的に ON・OFF で良いとは思いますが・・・
「調整可能なモード」を使って、ノイズキャンセリングレベルを30段階でカスタマイズする事が可能です。これはなかなか凄いですな・・・
サウンドモード設定
アプリには詳細なイコライザー機能はありませんが、高音や低音の強調など、好みの音質にある程度のカスタマイズが可能です。
こちらも、装着状態に応じて自動調整してくれるので、自動にしておいても不満はないと思います。
タップ機能のカスタマイズ
LIBRATONE AIR+(2nd)は、イヤホンに物理ボタンがなく、ダブルタップとトリプルタップで操作をおこなうんですが、デフォルトでは再生/一時停止と、ノイズキャンセリングのモード切り替えが割り振られています。
このタップ操作は、左右のイヤホン別々に細かくカスタマイズする事も可能です。右は再生/停止で、左はボリュームや曲送りなどに割り振ると便利ですね。
装着感と音質・機能性能について
装着感が軽くつけ心地良い
初めて耳に装着して、ちょっと驚いたのはつけ心地の軽さだ、イヤホン自体が軽い事もあり装着して少し時間が経つと装着している事も忘れてしまうぐらいである。
僕の耳に馴染むせいもあるのか、フィット感もかなり良いです。
クリアな音質
音質については、人により好みの音があるので一概に善悪を伝えるのが難しいが・・・ 一言で言えばクリアーですっきりとした音質、聴き心地の良い音だ。
高域や低域が効きすぎているとか、特定の周波数が聞こえづらいとかはない、全体のバランスが良く万人が良い音と感じる解像感のあるクリアーな音質だと思う。
安い製品ではないが、この音質なら不満はない。
ノイキャン&外音取込み性能
主に部屋の中で使用してみたのだが、空気清浄機の動作音がしっかり消えます。なんでも風切り音を除去する機能があるらしいが、このあたりのノイズ除去性能は高いと言えるし、ノイズキャンセリングの効果をしっかりと確認できます。
LIBRATONE AIR+(2nd)は、自動調整機能が搭載されているため、特に風の強い日の外出などの風切り音は、自然なノイズ除去効果を発揮しそうです。
それと、外音取り込みについては圧倒的にAirPods Proの方が良いですね、ただ LIBRATONE AIR+(2nd)は、内側マイクが体の振動、外側のマイクで雑音を収集して、周辺環境のノイズに適応した調音をおこなうとの事で、耳に入る音が自然に感じます。
AirPods Pro は聞き取りはしやすいんだけど、音を増幅した感じに聞こえます。
YouTube レビュー動画
YouTubeでも、レビュー動画を公開しております。
最後に良い点と悪い点でまとめ
最後に LIBRATONE AIR+(2nd)を、僕が暫く使用してみて感じた良い点と悪い点をあげてみた。
はい、こんな感じとなったわけだが・・・ 総論としては非常に良いワイヤレスイヤホンで、コンパクトでありながら、高機能・高音質である事を高く評価したい。
悪かった点については無理やり3点挙げてみたが、一番感じるのはダブルタップ・トリプルタップのみで操作をおこなう事の不便さで、イヤホンだけで音量や再生・停止の調整をおこないたいのであれば多少しんどいかなと思う。
ハイエンドのカテゴリーに属する製品なので、多少高価な部類にはなるが、同価格帯の製品と比べればコストパーフォーマンスは高いのではないだろうか。
北欧サウンドとデザインに興味があるなら、試してみる価値はありますよ!
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