モチベーションが低いニトロです。
去年の末ぐらいからエミュコミュニティー界隈で話題になっていた『Super Console X』 僕は据え置きコンソールにあまり興味がなかったんですが、EmuELECが動作するとか、性能が良いとか聞いて試してみたい気持ちが湧いてきました。
そこで、Banggoodさんに依頼したら在庫切れ・・ その後に『PRO』という製品に切り替わったとの事で、新型を待つことに・・・ それから待つこと一ヶ月以上は掛かりましたけど、ようやく入手できました!
つか、本当は『Super Console X』のチェックをしてレビュー記事を書いた後に・・・『GT-King Pro』のレビュー記事を書くつもりだったんですけど・・・ 順番がおかしくなったわ。
そして『GT-King Pro』を先に弄っちゃったら、すっかりお気に入りになって満足しちゃいましたけど。笑
そんなわけで、今更感が半端ない『Super Console X』に対する情熱が消沈してしまったので・・・ 非常にモチベーションは低いのであります。
まぁ、当たり前のレビュー記事で面白くないと思いますが、満を持してレビューさせていただきたいと思います。
前置きが長い? すみませ〜ん。笑
Super Console X PROとは?
ゲーム機に特化したAndroid TV BOX
据え置き型の中華製エミュレータコンソール機なんですが、Android TV BOXとしての機能を持っています・・ というかTV BOXコンソールです。とはいえゲーム利用に特化していて、TV BOXはおまけ程度の扱いです。
性能がかなり良い
ハンドヘルドではおなじみ RockChip RK3326 よりも処理性能が高く、PSPやN64、Dreamcast、セガサターンなどのエミュレーションプレイが可能、RG351などで動作しなかったゲームタイトルもスムーズに動作するのでユーザーの満足度はかなり高いようです。
EmuELECが動作
SDカードにカスタマイズされた EmuELEC 3.9 がプリインストールされています、電源を投入すると 起動します。また公式EmuELECをダウンロードして新規導入が可能です。
なお、SDカードには封印シールが貼られていますが、封印を剥がしSDカードを抜いて起動すると Android TV BOX が起動します。
SPEC(新旧の相違点)
項 目 | 詳 細 |
---|---|
システム | Linux(EmuELEC 3.9)/Android 7.1(HooLay Mod) |
CPU | ARM Cortex A53 |
チップセット | Amlogic S905X(Amlogic S905Mからアップデート) |
GPU | ARM Mali 450 |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB eMMC、microSDカード(64/128/256GB) |
WI-FI | あり |
ジョイスティック | デュアル(押し込み対応) |
インターフェース | USB2.0×2 有線LAN(RJ45イーサネット) HDMI、AV、microSDカードスロット |
サイズ | 102×104×25mm |
重量 | 114g |
備考 | Android TV Box機能(KOBI)、Google Playストア対応 |
僕は旧型は持っておりませんので、操作性や体感的な違いの比較はできません、スペック上は新型と旧型のハード的な相違点はチップセットのみのようです、ただYou Tubeなどで分解比較された基盤を見ると意外と差異があるように感じました。
また、旧型には付属していなかった『リモコン』が新型に付属しています。 TV-BOX として利用する際のリモコンとなっているので、この点の使い勝手も改善されたようです。
パッケージと添付品など
外箱
中国から発送された荷物あるある。かなりボコボコな状態で到着しましたw さらに外箱にはACアダプターのプラグ変換器が強引にテープで止めてありました・・・ ^^;
パッケージは、いかにも海外製品ですけど、ロゴや商品の写真、付属品などが記載されていて、しっかりした印象ではあります、とにかく、これ中古品かよぐらいボコボコでしたw
内容物
外箱はボコボコでしたが、内部の製品には影響はなかったようです・・・ それなりに梱包はされているので良かったです。
取説の写真を取り忘れたw 外箱にテープ付の変換プラグ
ベタベタやで
付属品の一覧は以下の通り、本体は小型で、やたらと付属品が多いです。取扱説明書は英語と中国語の極小フォントで『紙ペラ』一枚的な感じです。
ちなみにUSプラグを頼んだのに、添付されていたのはヨーロッパ仕様で、前述の通り変換アダプターは外箱にテープ止めされていましたw いやいや、おかしいだろwww
Super Console X PRO 本体確認
デザインと質感
本体デザインはスーパーファミコンを模したデザインで、サイズは『102×104×25mm』と手のひらサイズ。スイッチは背面の電源のみで上部にあるボタンのように見える出っ張りはただのデザインです。
背面はブツブツ恐怖症の人にはキツイかもしれませんが、ブツブツ穴が円状に空いていまして・・・ これはデザインよりも放熱効果を高めるための処理のようですね。
質感について一応触れておきますと・・・ かなりチープです。
上部 底部
インターフェース
右側面には『SDカードスロット』に『USBポート×2』、背面には右から『電源ボタン』『DCジャック』『HDMIポート』『イーサネットポート』『AV-OUT』の構成です。
正面 背面 左側面 右側面
Micro SDカードはテープで封印されていましたので速攻で剥ぎ取りました。そしてSDカードを抜こうと思って押し込んだら・・・ 押し込んだ状態で抜けなくなりましたwwww
なんやねん・・・これ。。 起動もしてないのにぶっ壊したか???
分解してみた
そんなわけで・・・ Micro SDカードを救出するために分解してみましたw
背面の3本のネジを外して上面カバーを上に引き抜くだけです、分解とかドヤるほどのレベルでもなく、子供でも余裕です。
基盤 上面カバー Micro SDカード救出完了
つか、構造的に下部からネジ止めしてるので基盤が微妙に浮いてしまうのか、ネジをしっかり締めるとSDカードが引っかかって抜けなくなります。僕の個体だけの問題なのか分かりませんが・・・
紙ヤスリでゴシゴシするか?
解決策としては、ネジを緩める事と、右側面のパーツのSDカードスロット部の挿入口を削って広げるのが良さそうです。。。 全バラシは簡単だし、本体がチープで気に入らないので外装塗装カスタムがしたくなってきましたw
まぁ、そのうちやるかもしれません。
付属品も確認
コントローラー
Super Console X PROには、DualShockを模したワイヤレスコントローラーが2個付属、単4電池を2本入れて、本体USBにドングルを刺して使用します。電池蓋が糞固くて・・ 爪が割れるのでマイナスドライバーなどが必須な感じです。
少しゲームで使ってみたけど、押し心地はグニャグニャしていて気持ち悪い、だけど操作性は悪くないんですよね・・・ ものすごい軽くてチープだけど、意外と使える。。 やだぁーwww
電源アダプター
この項目はネタですけど・・・ なぜかヨーロッパプラグのACアダプターに変換プラグが付属だったわけで取り付けてみると写真の通り、美的センスの問題で僕は絶対に使いたくないです!実用上も邪魔だしな。
笑えるw HDDの補助電源用だと思う
つーことで、ケーブルコレクションの保管箱を漁ったら、ポータブルHDDの補助電源用と思われるUSB給電可能なケーブルを見つけたので、これを使うことにしました。モバイルバッテリーでも使えるし便利。これ標準で添付してくれると嬉しいんですけどね・・・
Amazonで『DC12V 1A 電源アダプター』で探せば1000円ぐらいで購入はできるけどね・・・
リモコンとUSBハブ
新型で新たに付属になったらしいリモコンの質感は無駄に良い・・ まぁ、汎用品だとは思うけど。USBハブは完全におまけ程度の代物だが、マルチプレイでゲームするには便利ではある。
家族でボンバーマンでもやるか???
起動して少し弄ってみた
Android OS
基本的な使い方はGT-King Proとまったく同じ、まずはAndroid OSによるTV-BOXを最初に試してみる事に・・・ 起動するにはSDカードを抜いた状態で背面の電源ボタンを押し込む。
GT-King Proでは初回起動で設定作業をおこなったが、Super Console X PRO の場合は特に細かい設定作業は不要で、すぐにホーム画面が表示された。ちなみにリモコン設定も不要ですぐに反応する。
リモコンの操作性はイマイチ Playストアからアプリの導入が可能
ホーム画面のSETTINGから、言語設定を日本語に切り替え、所有していたWi-Fiドングルを刺したら家のWi-Fiを拾ってくれた。つまり有線LAN接続必須ではない。
ネットワークに接続すればGoogle Playの膨大なライブラリから、様々なアプリ利用が可能になる。重たいゲームアプリなどが、どれほど動作するかまで検証はしていないが、You Tubeは綺麗で滑らかな映像を映し出した。。。
あれ? 結構いいじゃんwww
EmuELEC
続いて付属のMicro SDカードを使って EmuELEC を起動させてみたが、起動時にオープニング動画が流れるのが楽しい・・ すぐに邪魔になるとは思うけどw また各コンソール毎にフレーム設定やブラウン管映像風のシェーダー?など、細かい設定がキチンとしてあるのが素晴らしい。
僕はハンドヘルド機では付属データは使わず、自分でCFW導入して、ゲームも所有データに入れ替えて自分仕様のカスタムが好きなので・・ 細かい環境設定が済んでいるEmuELECをあらためて見たら新鮮な気持ちになれましたw
プリインストールされているゲームは、ざっくり見た限りほぼ海外版ですが、見たこともないコンソールがメニューにズラーッと表示されるのは壮観ですね。(まぁ、良くも悪くもだが・・)
だから大容量モデルが売れるんだねぇ・・・(シロメ
エミュレーション性能
プリインストールされたゲームをテストしただけですが、やはり再現性は相当良いです。 GT-King Pro と比べても、エミュレーションの再現性に体感的な違いは感じません。
付属品が豊富で性能が良く、とんでもなく安価なんだから売れて当然ですよね。これ・・・
EmuELEC 新規導入方法
EmuELECは公式データを使って新規に導入が可能です、GT-King Pro の導入方法と基本的には同じでですが、使用するデータが異なります。V4.0以降にしておけばオンラインで更新が可能なのでバージョンアップしておくと良いとは思いますが・・ ゲームがしたいだけであれば更新する必要はないかな。。。
総評的なまとめ
正直言うと、いまさら『Super Console X PRO』チェックするのが面倒くさいなと思いながら、いじくり回しましたけど・・ 人気があるだけの理由はありましたね。
とにかく、本体も、付属品も、ハードの見た目や作りはチープ・・ なんだけど、性能が良い、操作性も悪くない、そんな感じで値段が安いんだから質感なんて別にいいだろ? みたいな感じに思えてきたwww
とにかく、レトロゲームがしたいんだよと考えている方々には圧倒的なコストパフォマンスを発揮しています。付属のワイヤレス・コントローラー2個も十分にゲーム利用に問題を感じませんし、お得な感じがします。
これから、エミュレータに手を出そうと考えている方にもお薦めできます。電池入れて、配線繋いで、電源入れれば、すぐに遊べますからね。まぁ、ぶっちゃけた話、売れている理由は付属のSDカードがみんな欲しいんだろうなって事とは思いますけどね。
僕の評価は星4です。
取り扱いショップ
Banggoodさんをお勧めいたしますが・・・ 大容量モデルは記事作成時は品切れしていました。売れてるみたいです。amazonでもまれに出品がありますが、旧型を間違えて買わないようにお気をつけください。
ユーザー投稿
性能の体感的にはGT-King Pro並ですか
値段は比べるとかなり安いし、ゲームするだけならこれも良さげですねー
チープ感も味のひとつということでw
あくまでもプリインストールされたデータの確認なので、ゲームによっては差が出るとは思いますよ。だけど十分な性能ですね。
記事に書き忘れましたが、コンパクトで軽いってのは意外とメリットかなと思いました・・・ チープだけどw