ゲームボーイアドバンス互換機『REVO K101 Plus』ファミコンルックスでリメイク!

Game Device
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ニトロさんです。

さて、今回ご紹介するデバイスはゲームボーイアドバンス互換機『REVO K101 Plus』です。

このデバイス、デザインは最近流行りのファミコンコントローラー・カラーで、なんともノスタルジックな気持ちになれて良いなと感じる方も多そうですが、僕も写真を見て一目惚れでした・・・

ただ、よく見てみると筐体は僕が所有している『RS97』にそっくり・・・ というか、そのままでしたw その理由など不明なわけですが、このデバイスの記事を書くにあたりいろいろと調べたしりて公開に時間が掛かってしまいましたわ。

REVO K101 Plus 概要

REVO K101 Plusについて、知らなかったので記述に間違いなどはあるかもしれませんが、調べた限り2012年にリリースされて、当時かなり注目されたゲームボーイアドバンス互換機だったようです。

互換機という事ですから、当然GBAのゲームカートリッジは一部を除きほぼ動作できるデバイスになっているそうで、あらためて発売された今回のモデルは写真の通りで、最近流行?のファミコンコントローラー風デザインにリメイクが施されたモデルであります。

また、GBAリンクケーブルを使ってデバイス同士を接続すれば、マルチプレイヤー機能も利用できるそうですよ。

2012年だと、僕はPCなどでエミュレーターで遊んでいましたが、ハンドヘルド・デバイスがある事を当時は知らなかったで、この機種について今回初めて知りました。

SPEC

REVO K101 Plus のスペックは以下のとおりで、CPUや基盤などのアップデートはおこなわれておらずスペックだけ見ると、えっ?って感じになりますw なにせ充電ポートは驚きの『Mini USB』ですからね。

項 目REVO K101 Plus
リリース2012年(初期モデル)
OSREVO K101 専用
スクリーン3インチ TFT
解像度320X480 (4:3)
CPUARM7 & ARM9 Dual Core
Clock Speed16.67 MHz
GPUDedicated GPU (60 fps)
メモリ50 MHz DRAM
ストレージ MicroSD
バッテリー890 mAh (BL-5B)
ボタン(基本)十字キー・ABXY,L1, R1,START・SELECT
他ボタン電源・輝度調整ボタン
ポートMini USB/イヤフォン端子/GBA Link
スピーカーモノラル
サイズ144 mm x 64 mm x 19 mm
重量144g(実測)

外装はおなじみ『RS-97』と同一というか、おそらく『RS-97』が外装をパクったのか?詳細は不明ですが・・・ 輝度調整などの操作方法は同じですし違和感なく操作ができました。

あとバッテリーが入手しやすいのは良い点だと思います。

ちなみに、記載しているスペックはネットで拾ったものをパクった調べたので、正確か不明なのであしからずご了承ください。調べると2016年頃の記事が多いので2012年発売ってのも間違いかもしれないが・・・

REVO K101 Plus Package

K101の外箱は黒に白でロゴとイラストが印刷されたシンプルなものです、付属品はバッテリー蓋を外すため?のプラスドライバー、充電用のMini USBケーブル、コンポジットAVケーブルガラスフィルム(クリーナー付属)の4点です。

ユーザーマニュアルは付属していなかったです、英語や中国の極小フォントマニュアルなど不要なので無くても良いとは思いますが珍しいですね。 

コンポジット&Mini USB

久しぶりにコンポジットケーブルを見ました、GBA互換機ですからね、付属していても違和感はないかもしれません。

充電用のUSBケーブルも懐かしの『Mini USB』タイプです、PSP用にも使えるから良いですね?リメイクするならUSB-Cにして欲しかったとは思いますが、けどね。

ガラスフィルムは貼り付け必須かも?

個人的に保護フィルムの類はデバイスに付属していたとしても、まず使うことはないんですけど・・・ K101に付属しているガラスフィルムはかなり厚みがあって、スクリーンに貼り付けるとシェルとスクリーンの段差が減ってデバイスの見栄えが良くなります

K101はTFTでスクリーンは樹脂製のようですし、添付のガラスフィルムは貼った方が傷防止・見栄え的にも最初に貼り付けてして使用した方が良い気がします。

本体デザイン・質感

デザイン

REVO K101 Plus は前述の通りリメイクモデルで、過去発売された製品と性能は同じですが、再発売するにあたり外観をカスタマイズしたモデルとなっています。ファミコンコントローラーのデザインとカラーを模写、本体の材質は樹脂製で、フェース上部は金属プレートに覆われています。

前回レビューしたRG280V・RGB20とファミコンデザイン・カラーのオマージュという点では同じですが、K101は横長デザインのため、よりファミコンコントローラー感があります。

ケースの色はRG280Vに近いです、またオリジナルのファミコンカラーにも非常に近く見た目に関しては相当クオリティーが高い印象を持ちました。

質感

REVO K101 Plusの筐体はRS97とまったく同じものなのでしょうか?

所有しているRS97に比べボタンやスイッチなどの質感は明らかに向上しています。とくにRS97でぐらぐらしていたショルダーボタンは適度なクリック感があり非常に押しやすく変化していました。

僕のRS97は度重なる分解や塗装など、写真の通り特殊なモノになっているので比べるのが野暮かもしれませんw とにかくRS97だろうと思っていたら、見た目が同じだけで、品質は相当良いです。

背面のネジはちゃんとゴム部品で封印されていますし、ストラップホールや、ケース四隅の面取りなどひと手間かけた感じも好印象です。

操作・設定関連

基本操作

本体左側にある電源ボタンを長押しすると起動、その際GBAのカートリッジを刺しておけばGBAのゲームが起動。また、添付のK-CARDというカートリッジを挿せば専用OSが起動して、K-CARDに保存したゲームROMのプレイが可能です。

久しぶりにGBAのROMカートリッジを取り出して刺したり抜いたりしましたが、地味に楽しいですよねw これも久しぶりな感覚です。

設定

K-CARDを刺して起動すると独自OSが起動しますが、このOSは非常にシンプルで最低限の設定や確認可能になっています。

LRボタンを使用して上部のメニューからOPTIONを選択『Language』からメニューを日本語に変更ができます、またヘルプ項目ではHOYKEYの確認エミュレーション時にサポートされるファイルの確認などもできます。

輝度調整は本体上部中央にあるボタンを押す事で5段階調整が可能音量は本体右側のダイヤルで無段階調整ができます。

マニュアルはなくても、この手のデバイス好きな方ならば悩むことはないですし、GBAカートリッジでゲームしたいだけならまったく操作に問題はないはずです。

エミュレーション機能について

REVO K101 Plus は、GBAのゲームプレイにエミュレーションで動作しているわけではないらしく、GBAのカートリッジや、ゲームデータの起動における再現性はほぼ問題がありません。僕が持っているGBAカートリッジは全てが動作しました。

また、GBA以外のNESやPCエンジンなどのゲームも一応動作させる事ができます、対応ファイルは以下の写真をご確認ください。

実際にNES・PCE・GBなどのゲームROMで動作確認をおこないましたが、NESなら動くかなってレベルで、音の再現に遅延などが出ました。PCエンジンは動作しますがゲームは厳しそうかな。。

このデバイスはゲームボーイアドバンス専用にした方が幸せだと思います。NESがおまけ程度で動作すると考えれば良いと思いますよ。

ゲーム操作性

まずゲームボーイアドバンスのゲームを遊ぶのであれば、十字キー、ABXY、AB、LRボタンがあれば問題はないわけです、そして事実上XYボタンは特殊な操作にしか使わないキーになっています。

ゲームにおける操作性は十字キーもAB・LRボタンも良好、クリック感もあり本体の持ちやすさも相まってゲーム操作で不満はまったくありません。とても操作性が良いです。

リンクケーブルは流石に所有していないのでチェックはできませんが、2台あれば対戦ゲームなど友達や恋人と遊べますね。そんな奴いるのか知らんけどw

液晶と音質

スクリーンは液晶

昨今はIPSスクリーンが当たり前になっていますが、残念ながらK101 PlusはTFT液晶なので視野角は良いとは言えず、正面から見ないと暗くなってしまいます。また輝度は5段階で調整できますが、最大輝度でも太陽光などの光の下では厳しい明るさかと思います。

とはいえ、オリジナルGBAに比べれば圧倒的に明るく綺麗である事は間違いないですから、GBAの代替え機として考えるなら優秀ではないかと思います。

スピーカーの音質

ABXYボタンの下部にモノラルスピーカーがあり、ゲーム操作中に指が干渉して音が小さくなるような事はありません、モノラルですが最大音量も十分ですし、ダイヤル式なので微調整がしやすいのが良い点です。高音質とは言いませんがGBAのゲームを遊ぶには十分な性能と思います。

まとめ

レビュー用の評価機を受け取ってから記事アップするのに時間が掛かってしまいましたが・・・ そのお陰でだいぶ弄くる事ができました。

まとめると、製品自体の品質は良い、リメイクではあるがデザイン良し旧型性能ではあるがGBA互換機という事であれば問題なしなデバイスである。

買うべきか、買わざるべきか、だが・・・ GBAのゲームカートリッジを所有している人は1台買っておいても損はないと思う。ほとんどのGBAゲームが動作するし、オリジナルゲームボーイアドバンスの本体は入手性が悪くなってるし、液晶はK101 Plusの方が綺麗だ。

K101 Plus は今なら購入が可能だが、いつ入手ができなくなるか分からないので入手できるうちに購入しておく方が良いだろう。もちろん、中華ゲーム機のコレクターな方にもお勧めします、見た目が良いので展示していても存在感が抜群です。(超一部の人だけ)

2020年最後にGBA互換機『REVO K101 Plus』はいかがですか?

ユーザー投稿

  1. シタン より:

    以前フォーラムにも書きましたが、私は当時発売されたばかりの頃に REVO K101 Plus より前の REVO K101 を買っています。
    (基本は同じだったんですけどファームウェアが違っていたので基板からして何か変えてたんでしょうね)

    で、詳しくは覚えてませんが、結構古いので多分2012年の方で合ってると思います。

    この機種は当時としては外観や質などが非常に良く、値段も結構高かったのを覚えています。
    しかし、日本国内ではバックライト液晶のアドバンスは公式販売されていなかった事と、エミュレーター機能でゲームボーイ系もサポート(確かGBカートリッジは不可)されていたので、コンパクトさも相まって人気があったんですよね。
    (単純なエミュレーター機能で考えれば良い物は他にも色々あったんですが、ボタンの押し易さなどの質の高さも当時としては REVO K101 が上だったんです。
     他の機種は、無駄に PSP に似た形を採用したがる傾向がありましたから……
     でも今でも REVO K101 と並んで形状が採用されてる物があって、昔 PAP KIII の名前で売られていた物がそうです。
     今だと
     ttps://whatskogame.com/collections/handheld-game-console/products/pap-k3-retro-classic-game-console
     とかですね。
     当時はボタンが少し押し難い印象でしたけど、エミュ機能などは良かったからか結構売れたようで、その後も外見は使われ続けてました)

    そのため、コンパクトで纏まりが良くシンプルなフォルムを利用する意味でも、RS97に採用されたんじゃないでしょうか?
    (実際、そのまま採用しちゃったのでカートリッジ部分も流用してましたが GBA が使えるわけでも無く邪魔でしたね……
     その後のバージョンアップ版のRS97系ではカートリッジは廃止されてることを考えると……)

    • ニトロ より:

      2012年で正しいんですねぇ、当時は3万円ぐらいしたみたいですね!

      • シタン より:

        > ニトロさん

        ちょっと調べてみましたが、ここに歴史が書かれてました。

        ttps://tonchikiroku.com/revo-k101-plus-remake/

        で、当時の値段ですが、
        私が買ったのがノーマルの Revo K101 で Plus じゃないので買った方の話になりますが、確か日本で買うと多少高くて1万2~3千円ぐらいだった気がしましたが、海外だともう少し安かった気がします。

      • シタン より:

        今回リメイクされたのは、当時発売された Rose Colored Gaming のカスタムモデル Kenkin にそっくりのデザイン らしく、それが3万ぐらいしたようですね。
        (記事を読むと当時は即日完売したほどだそうです)

  2. FBI より:

    結構迷ってたのですが結局見送りました、自分の中ではGBAは実機(改造)と結論がでているのですが、良さそうな物が出ると気になりますね
    game boy系は大好きです。

  3. やさぐれメタル より:

    値段がネックですねぇ。GBA専用機ならFBIさんもおっしゃられているようにGBAのIPS改造が最強と思います。個人的には初代GBのガワにGBAの中身を突っ込んでカードリッジのはみ出しなしでプレイできるマシンを期待したいです。(ハードウェアエミュで。)

    • シタン より:

      > FBIさん
      > やさぐれメタルさん

      確かに今だとノーマルGBAの ISP改造法を調べるのも簡単なので楽になりましたね。

      昔は Revo K101 みたいなのしか無かったので、コレが嫌ならプレミア付きの海外版 GBA SP を買うしかなかった気がします。
      (しばらくして GBA SP の中華の偽物が出てきた気がしましたが、これが出た当初はまだ無かったんじゃなかったかな……)

  4. ニトロ より:

    GBAのゲームカートリッジを持ってるけど本体が動かない人には良いかなと思います・・ ただ、そういう人達は互換機がある事すら知らないんですけどねw

    ゲーム入れ替えて遊ぶのも楽しいですよね。

    • シタン より:

      >ニトロさん

      GBAも手持ちが壊れた場合、中古を買うにしても物が古すぎて、良い出物は高いんで、それ考えると Revo K101 の価格は高いんだか安いんだか。
      (子供が持ち歩く物だったんでシェルの傷が酷いのが多いです。見えない部分の破損もあったりして買ってから気が付くと面倒だったりします)

      やっぱ互換機やエミュより再現性は実機が一番なんで、私もエミュばかりじゃなく実機で遊ぶこともあります。
      (なるべく壊れないように使った後はメンテは欠かせません)

      あと、今でこそ「互換機」の知名度が上がってますが当時は「パチモン」なんて呼ばれて「偽物」枠で考えられてました。

      「エミュ機」って考えも無くて、総じて「中華の偽物」とされてたんで、ほんと狭い世界でしたね。
      一般的になったのが良かったのか悪かったのか……

    • 黄蛇 より:

      遊べればいいのであれば、DSLiteが割とオススメですね。
      表示が若干小さいですが、ばかすか売れた機種なのでとにかく中古の弾数が多くお手頃価格ですし、オマケでDSのソフトも遊べますw

      ちなみにDSLiteのフタをもぎ取ってGBA専用にするようなキットも売られているようですが…ソコまでするならこちらの互換機の方がお手軽でいいですね。

      • シタン より:

        > 黄蛇さん

        DS Lite はお手軽に GBA が出来るし、ジャンクでも多く出回ってますが、DS Lite って液晶が微妙な状態に劣化してるのが多いんですよ……初代 DS の方が液晶はマシですが、こっちはこっちで劣化するとシェルが割れやすくて困るんですよね。Lite も傷が多い物ばかりですし。
        (昔に限定品の未開封新品を買って、コレクション用じゃなかったんで使用するために電源入れたら液晶が真っ黄色でした TT)

        ちなみに私は修理した DS Lite も含めて使用できる状態の物は10台ぐらいあります。
        (液晶部分もニコイチで組んだりしてマシにしてあります)

        初代 DS も2~3台ありますが、分解修理した際にシェルを割ったりしてるんで壊した数の方が多いかなぁ……
        (意外と Lite の方が柔軟性は残ってますね。初代は多分密閉してないと完全にボロボロになります)

        ただ DS 系の弱点はゲームボーイが出来ない事かなぁ。ゲームボーイまで動けば本気になって美品の DS Lite 買い漁ったんですけどね。

      • 黄蛇 より:

        やさぐれメタルが既に仰ってますが、互換液晶が沢山売ってるのも強みですね。Aliでちらっと見たら、Lite用は500円(送料無料)くらいからありました。
        まぁ、そういう手間(とギャンブル?w)が楽しめる人向けではありますが。

        ちなみにウチのDS Liteは確かオクでジャンク3台2kくらいでしたが、傷も少なく黄液晶もほどほどのアタリで、そのうち一台はコーヒー浸水でショートしてましたが、買ってすぐ壊した個体だったのかソレが一番綺麗でしたw

      • 黄蛇 より:

        >やさぐれメタルさん
        うっかり呼び捨てにしてしました。ごめんなさい。。。

  5. みー より:

    エミュ機としては中途半端っぽいですね
    さすがに今回はスルーかな
    GBAはゲームボーイミクロと日本未発売の米版バックライト液晶GBASPを持ってるんですよね
    GBAをやるならこの二つがベストだと思ってます
    今、手に入れるのは難しいかも知れませんが

    • シタン より:

      > みーさん

      ミクロは今買おうとすると高いですね。
      (傷だらけのボロボロでも平気で 万 超えますし……)
      米版GBASPも下手するとミクロ以上に高くて、こっちもボロボロでも数万とか付きますから、両方とも使用を前提で買おうとするのは ちょっとお勧めできないです。

      どちらかというと、IPS液晶化した旧型GBAの完成品を買った方が、下手するとバックライト付き純正品の中古より程度が良くて安上がりかもしれません。
      (それでも2万程度は掛かるようですが)

      なので、カートリッジを使ったプレイをしたい人で、更に見やすいようにバックライトが欲しい人には、今回の Revo K101 Plus は選択肢に入ると思います。

  6. やさぐれメタル より:

    本題からそれますが・・・GBAのIPS液晶化だけであれば5000円くらいでパーツ輸入できますので、純正本体あれば改造可能ですよ。多少のスキルは必要ですが価格的には安くバックライト化が可能ですね。それも考えると5000円前後で今回の Revo K101 Plusが買えるなら魅力的な選択肢なのですが。

    • シタン より:

      > やさぐれメタルさん

      あと、専用のスクリーンが必要なので 1000~1500円ぐらい必要かな?
      (画面サイズが純正スクリーンの枠より少し大きいので、専用の広めの枠の物が必要になります)

      でも、慣れてない人はフレキシブルケーブル部分を断線させちゃうこともあるそうですし、絶縁処理を怠るとショートしますし、輝度調整出来るようにするにはハンダ作業が必要になるなど慣れてない人には 少しだけ敷居が高いと思います。
      (私などは気にせず作業できるので問題ないですが、ガジェット好きでもあるので今回の Revo K101 Plus も選択肢に入る感じでしょうか)

      どの道、送料無料でもないと 更に送料分上乗せで そこそこ掛かるので、この手の物を買いたい場合は慎重に選んだ方が良いでしょうね。

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