ニトロです。
ANBERNIC RG505 と Retroid Pocket3+ を同時期に入手してしまったので、どちらも弄りながら、記事にしたり、動画にしたり、お金にもならないのに忙しいですwww
そんで、結局のところ、どっちが良いんだよ?って話を、この記事でまとめました。本当は動画から出したかったんだけど・・・ ブログ記事でリリースしておきます。
体調を崩して撮影と編集時間が無くなってしまい・・・ 撮影するのも面倒なので。。。
レビュー記事
レビュー記事を事前に読んでおく方が良いかもしれないです。
RG505レビュー
Retroid Pocket3+レビュー
仕様の差異は主に5点
チップセットやメモリー、ストレージなど、どちらのモデルも同じスペックだが、もちろん異なる仕様もあるので、まずは要点である。
Android OS Version
RG505は「Android 12」Retroid Pocket3+は「Android11」を採用しています。
Screen
RG505は、4.95インチの有機EL、解像度は 960×544ピクセルです、Retroid Pocket3+は、4.7インチ IPS液晶、解像度は、1334×750ピクセルです。
Video Out
Retroid Pocket3+ にはMicro HDMIポートがありますが、RG505 は映像出力ができません。
Battery
RG505の方が500mAh容量が大きいバッテリーを搭載しています。
Size & Weight
RG505は、Retroid Pocket3+に比べ、幅が5ミリ、縦は6ミリ大きく、重さも44グラム重たい。本体の厚さも、最薄部で比べると2.5ミリぐらい厚みがあります。
数値的には微々たる違いと思いますが、実際に手に取って比べると本体サイズはかなり異なり、RP3+はコンパクトな印象を受けます。
システムチューニング
Android11と12の違いは、主に通知エリアなどの見た目のデザインが異なる程度で、パフォーマンスに大きな影響はないと思うんですが・・
大きな相違点は、RG505は日本語に対応していないことですね。
アプリが日本語対応していたとしても、初回起動時は英語などのシステム言語となり、自分で設定する必要があります。そして、デフォルトで日本語入力ができないのはかなり不便です。
Retroid Pocket3+は、日本語に言語設定できるので圧倒的に使いやすいです。
また、キーマッピングや、ランチャーなどゲームデバイス特有の機能の完成度もRetroid Pocket3+ の方が優れていると感じます。
RG505は、システムチューニングやランチャーアプリなどもバグが多くて未完成ですね。
ただし、システムアップデートは頻繁におこなっている感じなので、日本語対応も含めて、将来的に改善されるのではと思います。
パフォーマンスに差がある?
どちらのモデルも、性能はまったく同じですが、Antutu ベンチマークで何度か計測してみたところ、Retroid Pocket3+の方が、少し良い結果が出ます。
解像度が低い、RG505の方が数値は良くなると思ったんですがね・・・
プリインストールされたPS2アプリのゲーム(連邦 VS ジオン・サルゲッチュなど)では、Retroid Pocket3+の方が動作が軽快でした。だけど、音の再生はRG505の方が良かったりもします。
もしかしたら、アプリのバージョンや、Androidのバージョンが違うことが原因かもしれません。
いずれにせよ設定にもよりますが、PS2のある程度のゲームは実行可能なパフォーマンスを発揮します、レトロエミュレーターが目的であれば、どちらのモデルであっても大きな差(というか基本的に一緒)はないと思われます。
コストパフォーマンスは、どちらも高いと評価できます。
スクリーンについて
RG505は有機ELなので、コントラストが高く、視野角による色の変化も起きず、メリハリがあって綺麗な映像です、しかし最大輝度はかなり低めです。
Retroid Pocket3+は、RG505に比べると白や黒の表示時に滲みを感じる事もありますが、このクラスとしては、十分に綺麗、視野角による色変化はほぼ起きず、なにより輝度はかなり明るく設定できます。
色表現は Retroid Pocket3+ は、少し黄色っぽい発色、RG505は寒色です。RG505の方がより自然な発色かもしれません。
RG505は、PSPエミュレート時に2倍の解像度でジャストフィットします。PSPには最適な解像度なので、エッジに滲みや歪みが出ません。
ただ、どちらかと言えば、輝度がより明るく設定できる Retroid Pocket3+ の方が、僕は汎用性が高くて良いのではと思いました。もちろん、PSPをメインで使いたいのであれば RG505 を選んだ方が表示の満足度は高いと思います。
本体デザイン
RG505
ANBERNICらしいスクエアデザインのRG505は、ツートンカラーで見た目が可愛らしく、質感もそこそこ良いです。
手に取ると、本体はかなり大きく感じますが、有機EL部品の都合ですかね? スクリーン周囲のスペースが広いのは少し気になります。また、本体の厚みもかなりあります。
デザインは、好き嫌いがあると思いますが、このサイズ感のせいで、アナログスティックとショルダーボタンに距離があって操作しづらいのは、RG505の欠点だと思います。
Retroid Pocket3+
Retroid Pocket3+ は、シェル全体に丸みを帯びていて、本体の仕上がり、質感も良好、スッキリとしたシンプルなデザイン、手に取ると、かなりコンパクトで薄く感じます。
ホールド感、操作性も良好ですが、スタート・セレクトボタンは本体上部にあり特殊な位置です、これは使いやすいとは思いませんが、ゲームプレイ時に特段の不都合(現時点では)もありません。
外部モニター出力とバッテリー容量
Retroid Pocket3+は、Micro HDMIポートがあるので、外部モニターに映像出力ができるが、RG505は不可能である。
個人的にハンドヘルドの外部モニター出力は不要派なんだけど・・・
実際に試してみたら、特別な設定が不要で、HDMIケーブルを刺せばモニターに映る、意外と便利だなと思ったw モバイルモニターを持っているのであれば、Android アプリのゲームを大画面でプレイしたり、マルチプレイ時などは意外と使える良い機能である。
出来るか出来ないかは大きな違いなので、Retroid Pocket3+ の優位点として抑えておきたい。
バッテリー容量は RG505 の方が少し大きいので、おそらく少しだけロングライフかも??? ただし、これは優劣を決める程ではないかな。
結 論
ここまで読んでいただけたら、答えは分かると思うが・・・ システムの使いやすさ、コンパクトなサイズ、操作性の良さなど、総合的に「Retroid Pocket3+」の出来が良い。
RG505 が駄目なわけではなく、Retroid Pocket3+ の方が総合的に完成度が高い。
圧倒的な差を感じたのは、Androidのチューニング部分、日本語対応や、キーマッピング・ランチャーアプリが使いやすく自然に設定ができる。
これは Android ゲーム専用機の開発が長い Retroid 経験値の差になっているかな?
RG505 最大の特徴である有機ELスクリーンは、たしかに映像にメリハリがあって綺麗なんだけど、RP3+と比べると輝度が暗いのがよくないね。。。 そして有機ELモジュールのせいかは不明だが、本体が大きくなり、携帯性も操作性も犠牲になってしまっている。
とは言え、RG505のシステム・デフォルトアプリはアップデートで完成度が上がるだろうし、PSPのエミュレーターをメインにするのであれば Retroid Pocket3+ よりも良いのは間違いない、ANBERNIC らしいデザインもファンにとっては愛着が持てるモデルではないかと思う。
率直な僕の感想を書いてみましたが・・・ とにかく、2023年は、低価格な Android ハンドヘルドゲーム機がたくさん出てきそうで楽しみですね。
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本記事の動画版です
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個人的にもRetroid Pocket3+の方が好みです。
セレクト/スタートボタンは、レトロゲームで致命的な場面もありそうですが、必要であれば余ってるボタンに割り振ればいいだけですしね。
ちなみに自分は、すっかり音沙汰ないP60をまだまってます。w
おそらく、Miyoo mini の生産とか部材調達に必死で、P60は一旦プロジェクト止めてるんじゃないかしら? 当初のスペックで出してもきつそうですしねぇ・・・
いまRG505を買いたいけど Amazon売ってない
RG505買いたいー
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