BenQ と言えば、一般的にはモニターやプロジェクターなどを思い浮かべると思うが、モニター掛けデスクライト「ScreenBar」もユーザーの評価が高い製品である。
僕も自宅のデスクで2年近く愛用しているが、光がモニターに反射せず、小スペースでキーボード周辺をしっかりと照らしてくれるのがお気に入り、必須ガジェットとなっている。
今回は、BenQ さんより最上位モデル「ScreenBar Halo」をご提供いただいたので、現在使用している 「ScreenBar」との違いも交えて使用感をレビューします。
BenQ ScreenBar Halo 概要
ScreenBar Haloの特徴・・
BenQ ScreenBar シリーズはモニター上部に設置してUSBで電源を取るタイプのLEDデスクライト、「ScreenBar」「ScreenBar Plus」「ScreenBar Halo」3機種をラインナップしています。
設置スペースを必要とせず、モニターに光が当たりづらい構造によりスクリーンに反射が起こりづらく、センサーにより周囲の光レベルを検出して明るさを自動調整する機能などが特徴です。
今回レビューする「ScreenBar Halo」は、背面にバックライト間接照明、無線コントローラーが追加された最上位モデルです。
BenQ ScreenBar Halo 公式サイト
BenQ ScreenBar 取扱い店舗
スペック
LED | 白色,暖色切り替え可 |
照度 | 中央照度 800Lux 照射面から45cm |
色温度 | 2,700-6,500k 8段階色温度 |
電源 | USB-A 5V, 1.3A |
リモコン電池 | 単4電池×3 |
最大消費電力 | 最大6.5W |
ワイヤレス規格 | 2.4GHz |
素材 | アルミニウム合金 PC/ABS樹脂 |
ライトサイズ | 50×9.47×9.71cm |
リモコンサイズ | φ7.4cm×3.84cm |
本体重量 | 800g |
洒落たパッケージとシンプルな構成品
外箱は高級品のたたずまい
ScreenBar Haloの外箱は写真の通り、高級感を感じるパッケージで、蓋を空けると、各部品や取り扱い説明書など、丁寧に梱包され収納されていました。
同梱物はシンプル
中身を取り出すと写真の通り、シンプルな構成です。
本体外観・設置と操作方法
ScreenBar Halo 本体
本体ライト部分はアルミニウム合金で少し紫っぽい色味があり、シンプルな棒状デザインなんだけど、金属特有の質感と見た目は高級感があります。
本体の中央部に「BanQ」のロゴ、ライト部右側には、小さいフォントで「ScreenBar Halo」と商品名が印刷されていて、デザインのアクセントとして効果的な感じ、中央のロゴ部分を軸にライト本体の角度調整が可能となっている。
本体背部の白部分はバックライト照明で、モニター裏を照らす間接照明になる。ScreenBar Halo本体にはボタンやスイッチなど一切存在しないので見た目はかなりシンプルである。
ワイヤレスリモコン
ScreenBar Halo の操作は付属するワイヤレスリモコンで全ておこない、デスクの好きな場所に置いて手元で操作が可能なのが特徴。
リモコンは円柱状で少し手前に傾斜したデザイン、ScreenBar Halo本体と同じ材質(アルミニウム合金)で色味も一緒、ずっしりと重量があってリモコン自体にも高級感がある。
電源に乾電池が必要で背部の蓋を取り外してセットするんだけど、マグネットで張り付いているだけなので、取り外しや取り付けが簡単なのは良い点。
しかし単4乾電池が3本も必要なのは・・・ できれば充電式なら良かったですかね、あと上部のタッチセンサー部を操作すると指紋が結構目立ちます。少し気になりますね。
モニター設置について
モニターへの設置方法は超カンタン、基本的にモニターの中央部に置くだけ。
バックライト部がクリップのような形で角度がつけられるので、モニター形状に合わせ、モニターに対して水平になるようにクリップを調整すれば完了だ。
湾曲モニターで使用する場合は、付属のアタッチメントを取り付けることで、ライト部をモニター正面側に約2cmずらして設置ができるので、光がモニターに干渉する問題は起きない
バックライト部は前後の水平を保つための重りの役割を果たしていて意外と大きい、事前にモニター背部のスペースや形状確認はしておく方が良いだろう。
給電は本体から出ているUSB-Aタイプのソケットとなり、モニターにUSB-Aポートがあれば配線も簡単、ただし ScreenBar Halo の消費電力は6.5Wなので、モニター側のポートが低出力の場合は安定しない可能性があるし、そもそも使用不可能な場合もありそうだ。
操作はワイヤレスリモコン
操作は全てワイヤレスリモコン、リモコンの2cm上方に手をかざすと、インジケーターがオレンジに点灯して起動、上面に描かれているアイコンを指でタッチしたり、本体外周のロータリースイッチを回すことで操作をおこなう。
設定は、センサーによる「自動調光モード」、自分の好きなライティング設定が登録できる「お気に入りモード」などがあるが、マニュアル設定で、色温度・照度を好みの明るさや色に都度設定することもできる。
細かいライティング調整をしたい場合に、手元のロータリースイッチで微調整できるのは意外と便利なんだけど、いちいち手をかざして起動の確認が必要なのはイマイチかも・・・
ScreenBar シリーズ 使用感の違いなど
僕は最安価な ScreenBar を約2年使用しているわけだが、今回は最上位の ScreenBar Halo を事務所のPCモニターに設置、使い比べて感じた使用感の差異やお勧め機種などを紹介する。
ScreenBar 3機種について
ScreenBar には3モデルあり、主な仕様差は、本体スイッチ、有線リモコン、無線リモコンとなっていることだ。
Amazonの販売価格は、最安価な「ScreenBar」12,900円、「ScreenBar Plus」15,900円、今回レビューしている「ScreenBar Halo」が19,900円である。
安価とは言えないが、実際に使用してみれば相応の満足感が得られる製品である。
ScreenBar 本体デザインと設置性
ScreenBar Halo は本体の構造がシンプル、ボタンは無いし、電源ケーブルも目立たないので、モニターに設置した場合に Halo の方が見た目は良い。
とは言え、まじまじと照明器具は凝視しないだろうし、設置性もUSB-Cケーブルの配線方法に差異があるが、優劣があるわけではない。
照明効果について
ScreenBar Halo は僅かだが照度が暗い、これはメーカースペック記載の通りで間違いないだろう。
バックライトによる間接照明は、PC周りにライティング効果をお手軽に追加ができて良いのだが・・・ 前後(バックライト)を点灯した際に、照度が落ちてしまうので少し残念だ。
少しでも明るい方が良ければ「ScreenBar」または「ScreenBar Plus」が良いし、デスク周辺のライティングに拘りたいなら「ScreenBar Halo」がお勧めだ。
ワイヤレスリモコンの利便性
手元で照度や色温度の細かい調整ができるのは、机の上で撮影をする僕には意外と便利で利便性を感じられた、普段から照度を頻繁に調整する人には「ScreenBar Halo」は最適だろう。
しかし、デスクの上にリモコンが鎮座する、単4乾電池を3本も使う、起動させるのにいちいちリモコンに手をかざすなど、少し気になる点である。
たまに照度を弄る程度であれば、中間機種の「ScreenBar Plus」で良いだろう、有線リモコン仕様なので乾電池は不要だし、物理ボタンで操作もダイレクトだ。照度をほとんど弄らないのであれば、本体で操作する「ScreenBar」で十分である。
照明効果は満足度高し!
ScreenBar を設置した自室と、ScreenBar Haro を設置した事務所の写真です。どちらが良いという訳ではなく、どちらのモデルであっても満足度は高いです。
まとめ
最後に気に入った点と、イマイチだと思った点でまとめます。
質感、設置性、操作性、照明としての機能性など、これは、全てのモデル共通で二重丸と言えます。イマイチな点は、Halo は最上位なのに照度が少し暗い、リモコンは充電式なら良かったのにって感じです。
高価な価格・・・ 要因はいろいろあるとは思いますが、実際に使った人にはその価値が分かるかもしれません。
販売店
BenQ ScreenBar は楽天市場の直営店、Amazonなどでお買い求めいただけます。
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