「Miyoo Mini Plus」と「ANBERNIC RG35XX」どっちが良いの?

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ゴールデンウィークは如何お過ごしでしょうか?

連休中に記事・動画にしようと思っていたガジェットが到着しないので・・・ 苦々しい思いのニトロです。仕方がないので、Miyoo Mini + と RG35XX の比較記事などを書きました、暇つぶし程度にご確認ください。

ちなみに、記事内容はあくまでも個人の感想であります、間違いもあるかもしれません・・・ ふ~んって感じで生ぬるくよろしくお願いします。

Miyoo Mini Plus の概要

Miyoo Mini Plus 発売日は2023年3月です。

前機種となる Miyoo Mini のサイズアップバージョン、CPU性能はアップしていませんが、画面サイズが2.8インチから3.5インチに大きくなり、画面が見やすくなっただけでなく操作性も向上しました

動作するエミュレーターは、FC、SFC、GB〜GBA、PCE、MD、PS1 で、シンプルで操作性の良い独自OSが動作、各種レトロゲームエミュレーターは標準で内蔵されています。

Miyoo Mini Plus は、AliExpress や Amazon などで購入することができますが、発売から品不足の状態が続いており、販売価格は 8,000円~12,000円 とショップによりかなりバラツキがあります。

 

SPEC

前モデル Miyoo Mini と性能面は基本的に同じですが、本体の大きさと画面のサイズアップ、Wi-Fiに対応しました。

 

レビュー記事

 

ショップリンク

Powkiddy 公式はほぼ売り切れているので、予約できるショップで注文した方が無難ですね。

 

 

ANBERNIC RG35XX の概要

ANBERNIC RG35XX 発売日は2022年12月です。

IPS 3.5インチ・解像度640×480を搭載、CPUにクアッドコアARM Cortex-A9を採用、RAMはDDR3 256MBと、Miyoo Mini + と、スクリーンの仕様は同じですが、CPUは若干性能が高いチップで構成されています。

動作するエミュレーターは、FC、SFC、GB〜GBA、PCE、MD、PS1 と、 Miyoo Mini + と変わりませんが、少し性能が良いのでゲームによってはRG35XXの方が快適に動作するかもしれません。

ANBERNIC RG35XX は、公式ショップで7,599円(送料別)Amazonではだいたい9,999円で販売されております。比較的安価でありながら入手性も良い製品となっております。

 

SPEC

RG35XX は、Miyoo Mini + に比べ基本性能はいくぶん高く、デュアルSDカードに対応、Mini HDMIが搭載されているので、外部モニターへの出力が可能ですが、Wi-Fiは非対応です。

 

レビュー記事

 

ショップリンク

ANBERNIC 公式が一番安価ではないかと思いますが、Amazonで在庫ありの場合は到着が早いかもです。

 

両モデルの優劣を考察してみる

パフォーマンス

どちらのモデルもレトロ・エミュレーター専用機種と言ってよい、動作可能なコンソールはファミコンから初代PlayStationまでである。

RG35XX の方がCPUの性能は少し高いし、メモリも256MBと Miyoo Mini + の2倍を搭載しているので、SFC・PS1 などの重たいゲームタイトルの再現性に違いがあるのかもしれないが・・・ 僕には明らかな変化は確認できなかったです。

スペックはRG35XXが勝ちだが、ゲームプレイで違いは感じないかも

 

スクリーンと音質

スクリーン仕様はどちらのモデルも同一、IPS3.5インチフルラミネーション、VGA解像度、どちらも発色は綺麗だし・明るい・視野角も十分、ベゼルの薄さを攻めているのは Miyoo Mini + 、本体の横幅は RG35XX より2.5mmぐらい狭くなっている。

どちらの機種も風防のエッジがラウンドしているので見た目が良い。

内蔵スピーカーはモノラルなので音質はそれなりって感じだが、ファミコンやGAMEBOYで遊ぶなら音が悪いとかは気にならない、どちらが優れているとも決められない。

表示や音質に優劣はないが、Miyoo Mini + の方がスクリーン形状はチャレンジング

 

デザイン

Miyoo Mini + はスクエアに近いデザインだが、RG35XXは縦長である、どちらも3.5インチの液晶だが横幅は Miyoo Mini + の方が2.5mm狭く、縦幅もだいぶコンパクトだ。

ちなみに Miyoo Mini + は裏蓋が外せる構造なのでバッテリー交換が容易だ、デザインも悪くないし、実は最大の良ポイントかもしれない。

RG35XX はフェース操作ボタン下部の余白が見た目にもバランスが悪い、ボタンも Miyoo Mini + よりも出っ張っているのが少し野暮ったい。

2機種をまじまじと、見て、持って、観察した結果・・・ Miyoo Mini + の方がデザインは良いなと個人的には感じた

デザインは Miyoo Mini + の方が好き

 

質感

Miyoo Mini + は、直線を基調に構成されたデザインで、背面の銘板はシルク印刷、ボタンレイアウトはまとまっていて押し心地も上質、スクリーンベゼルが薄く限界を攻めている感じが伝わる。

RG35XXは、MENU・START・SELECTボタンが出っ張りすぎ、ボタンの端を押すと斜めに押し込まれたりして触感がイマイチ、背面の銘板はシールなのでチープ、固定ネジも6本あってゴチャゴチャ感がある。

あと、本体を振るとショルダーボタンから「カチャカチャ」と音が出るのがチープに感じる。

Miyoo Mini + の勝利であるが・・・ ボディーカラーで印象が異なるかもだ

 

ビルドクオリティ

Miyoo Mini + は初期ロッドで液晶部の剥がれや、十字キーのフェース裏削れなどの問題があった、今も流通量が少ないのは、安定した生産品質が保てないからではないかと思うんだ。

逆に RG35XX は、さすが ANBERNIC と言った感じで、品質的なトラブルは起きていないし(はず)、ビルドクオリティは高いと思われる・・・ 

ANBERNICの安心感がある

 

操作性

Miyoo Mini + は柔らかめの押し心地、クリック時の気持ち良さがあるし僕の好み、十字キーの入力感度も僕には最適である、RG35XX は ANBERNIC らしい、わずかに固めな押し心地、このフィーリングが好きな人も多いみたい

ゲームの操作性を評価するのであれば RG35XX の方が良いだろう

理由は単純、RG35XX の方が本体が縦長でホールド性に優れているしショルダー形状が出っ張っているので操作しやすい。ゲームプレイは RG35XX の方が操作性が高いと思う。

ゲーム操作は RG35XX の方が快適

 

プリインストールOSについて

どちらの機種も電源オンからメインメニューの操作が可能になるまで早いのでかなり快適だ。RG35XX の方がより早く感じるんだけど、もしかしたら僕の環境・データ容量の差かもしれないが・・

プリインストールOSは Miyoo Mini + の方が洗練されている、シンプルで使いやすい。RG35XX もシンプルだが、開発途中って感じの中途半端な出来である。

Miyoo Mini + は、ファームウェアを更新する場合、本体内部のフラッシュRAMの書き換え作業が必要なので、ミスると本体が文鎮化するリスクがある。

その点 RG35XX は 外部のシステム用SDカード管理で扱いやすい、またデュアルSDカードなのでゲームデータの管理が容易なのも良い点、Garlic OS 導入を前提なら RG35XX の方が利便性は高い

利便性が良い RG35XX 勝ち(Garlic OS 前提で反則)

 

Wi-Fi と 外部モニター出力について

Miyoo Mini + は Wi-Fi に対応しているが、RG35XX は非対応である、また RG35XX は、外部モニター出力可能だが Miyoo Mini + は不可能である。

どちらの機能もあるに越したことはないが、個人的には使用することは無さそう・・・ どちらかと言えば Wi-Fi 機能の方がネット対戦など、マルチプレイができて遊びの幅は広がるし、OS側で今後の機能向上のアップデートなど拡張性に期待がもてる。

どちらかと言えば Miyoo Mini + の Wi-Fi 搭載を評価したい

 

まとめ

所有欲を満たしてくれるのは、まとまったデザイン・雰囲気「Miyoo Mini +」である。

僕はゲームをするよりも、ハードを手に持って、電源入れて、メニューを操作して、好きなゲームを起動してデモ画面を観て満足しちゃうタイプなので・・・w 

ただ、どちらをお勧めするかと問われたらRG35XXの方を推すかな? ゲーム機として、ホールド性・操作性が良いこと、システムも扱いやすいし、なにより安価で入手性が良いからね。

 

結論

そんなわけで、好みは人それぞれです、どちらのモデルを選んだとしても、後悔はしないであろうと言う事で・・・「好きなモデルを選べ!」と玉虫色の結論にしておきます。

そう言えばカスタムボタンやクレードルなどが流行ってますよね、僕もやりたいけど・・・ もう少し仕事が落ち着いてからにします。

なんだかんだ、1万円程度で入手ができて、いろいろ遊べるこのジャンルが僕は好きですね。

 

ユーザー投稿

  1. eggs より:

    ホットなテーマですね!外見や操作性についてはほとんど同意です 🙂
    中身についての補足を(どっちの開発もしてる人としてw)書いておきます。CFWを使う前提で考えた場合です。

    2Dゲーム:35XXスペック表の1.5GHzは実はオーバークロック時最大値で、標準は1.0GHzまでなので、Mini+の方が速いケースが多くあります。また、最大値もMini+は2.0GHzで勝っています。
    3Dゲーム:35XXに将来性があります(N64、DCなど、現在βのbatoceraが対応)。Mini+は3D GPUがないのでこれらはほぼ不可能です。
    電池持ち:CortexA9/A7の電力効率差でMini+が大きく勝っていて、場合によっては数時間差が出ます。これ結構でかい気がします。

    N64/DCまで動かしたい人は35XX一択ですが、PSまででよいのでしたらMini+が良いんじゃないかと思います。
    ただ、3Dゲームはできてもギリギリなので、まともにやりたいなら353VS/PS/RK2023あたりを買った方がいい気がします^_^;

    • ニトロ より:

      eggsさんのまとめの方が的確ですねw

      記事ではどちらか好きな方で良いって書きましたが、本音は Mini+ の方が良いと思っております・・・ でも、ぜんぜん売ってませんからねwww

  2. 初心者 より:

    聞く場所が違うかもしれませんがここが一番情報もらえそうなので質問させてください。
    miyoo mini+でonion osを導入したものです。詳しい人に聞きたいのですがディスクシステムのBIOSが読み込めない原因って何でしょうか?一番上のBIOSフォルダにdisksys.romを入れてみたんですがFCEUmmもnestopiaのどちらも認識していないようです。core information確認済みです。
    PCのエミュでは起動できているのでディレクトリかファイル名が違うのかと思ったのですが・・・

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