ニトロです。
日曜日ですが、今日も午後から仕事です・・・
そんなわけで、昨日の夜に YouTube に MiyooMini の新旧モデル分解動画を投稿しましたが、NitRo Blog の更新しておりませんので、関連記事として午前中に執筆作業でございますw
ざっくり解説などしていこうと思います。
YouTube 動画はこちら
まずは、関連動画のご視聴をお願いいたします。
Miyoo Mini 分解手順
Miyoo Mini の分解方法だが、それほど難しくはない。
SDカードを抜いてから、背面にあるバッテリー蓋を外し、6本のネジを外すだけでバックパネルが取り外せる。ただし、新型の場合はバッテリーコネクターを抜くさいに断線のリスクがあるので、少し慎重に作業する必要がある。
バックパネルを取り外したら液晶のフレキシブルケーブルを取り外す、テープが貼り付けてあるので丁寧に剥がしてから黒のコネクタをピンセットなどで上に持ち上げればケーブルは簡単に外せる。
基盤を外すにはフレキシブルケーブル側(音量ダイヤルの無い側)から基盤を持ち上げるように取り外さないと音量ダイヤルを破損する可能性があるので注意、また、フェースパネルは下側に向けておかないと、内部のボタン類が落ちてめんどくさい事になる。
部品点数も少ないし、構造は簡単、ちなみに部品の組み合わせ精度はかなり良い印象をもった。
新旧モデルの差異
バックパネル側
バッテリーを外した時点で、新旧バックパネルの差異は確認できたが、内部を確認するとかなり修正が加わっているのが判明した。素人が見た感じの勝手な想像だが、基盤とバックパネルの干渉を避けるための改善ぽい気がするが如何かだろうか?
写真左の新型には右上部に大きな穴が空き、その左側は基盤チップとの干渉を避ける彫り込み?フェースプレートのネジ穴に切り欠きを追加など・・ 旧型にある基盤を押さえる凸部は排除されている。
フェースパネル側
フェースパネル側の部品構成を確認してみると、まずは液晶については色味も異なり、明らかに別の部品が使われている。またABXY・十字キーのゴム部品も形状が異なり部品変更がされているようだ。
気になったのは、新型の方は固定されている部分が緩くひっくり返すとポロッと取れてしまい、入手していた時から感じていた触感の柔らかさの原因になっているかもしれない。
シェルの形状は同じなので、ゴム部品を新旧で入れ替えても利用はできそうだが、互換性はないのではないかと考察するTwitter投稿があった。
メイン基盤
続いてメイン基盤の差異について確認である。
新型は V1.4 2022-02-12 の印刷があり、2月に生産された物である事が分かる、そして旧型は V1.2 2021-11-23 と印刷されており、去年の11月生産のようだ。
表面はバージョン印刷以外の差異を目視で確認はできないが、V1.3 というバージョンもあるのは想像できる。
メイン基盤の裏面で、明確に異なる点はバッテリーコネクタ部の部品形状である。
不具合の対策のためか、コストダウンのためか、明確な理由は不明ではあるが、多くのユーザーが失望したバッテリー変更により新旧のバッテリー互換性は無くなってしまった。
USB-C ポートや、SDカードスロットなどの部品形状や位置は同じなので変更はないと考えられる。
まとめ
バックパネルの金型修正、ゴムボタン変更、液晶部品変更、新基盤によるバッテリー接続の変更など、リリースから間もない製品だが相当大きな修正が加えられている事がわかった。
新型と旧型のどちらが良いか?という点についてだが、Miyoo が抱えている問題を修正するためにおこなった変更であり、新型の方が信頼性は大きく向上している事は間違いないだろう。
残念なのはバッテリーの接続方法がコネクタータイプになってしまった事で、蓋を開けたときの見た目が悪くなった点である。
いずれにしても、旧型を入手するのは困難なので気にする事でもないとは思うが・・・
そんな感じで、Miyoo Mini 新旧比較記事はこれにて一旦は終了ですw 久しぶりにPVが伸びた記事なので調子に乗って3回も記事にしてしまいましたwww
それでは、また!
ユーザー投稿
よく見ると新型のメインボードv1.4でも、旧型のバッテリー用の接点部品が付けられるようになっているんですよね。頑張って加工すれば新型もカートリッジ交換式にできる…かも?
まぁ、ソコまでしてカートリッジ式に拘る必要性があるのかは不明ですが。:P