ANBERNIC RG556 Review 実機を見ればみんな好きになると思うんだ

Android
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お久しぶりのニトロです。

さて、ANBERNIC 新型Androidゲーム機 RG556 クリアブルーが到着しました、プレセールから一ヶ月ほど経って、注文した方の手元には届き始めたタイミングではないかと思います。

本当は到着日に軽めの記事を投稿しようと思っていたんですが、弄ってたらえらく気に入ってしまって記事を書くのが遅くなってしまいました。

そんなわけで、久しぶりのゲーム機レビューです。

YouTube 動画レビュー

動画レビューも合わせてご視聴くださいませ。

 

ANBERNIC RG556 概要

基本SPEC

Android13

本機はAndroidゲーム機でOSはAndroid13を搭載日本語設定も可能だし、Googleプレイもプリインストールされていますよ。

UNISOC Tiger T820 を搭載

搭載するSoCは UNISOC Tiger T820 antutu ベンチマークスコアは約47万点、ミッドレンジ性能モデルとなりますが・・・ ANBERNIC 製品の中では最高性能モデルとなります。

AMOLED 5.48インチディスプレイ

RG556最大のセールスポイントは、5.48インチのアクティブマトリクス式有機ELディスプレイを搭載していることと言って良いでしょう。

実機を確認すると・・・ 発色・輝度は非常に綺麗で明るく、僕が確認する限り、過去の ANBERNIC モデルの中では一番綺麗です。

ディスプレイサイズが大きく視認性が良く、解像度がフルHDのため、Android ゲームアプリやクラウドゲーム・PCリモートなども納得の表示品質となります。

その他の注目点

ホールジョイスティック・ホールトリガー・ジャイロスコープ・振動モーターを搭載USB-Cによるディスプレイ出力に対応、ゲームデバイスとして妥協のないスペックとなっております。

ANBERNIC としては相当力を入れているのが伝わります。

 

パッケージ内容

外箱は白!

RG556の外箱ですが、従来の白とワイヤーフレーム印刷のシンプルな箱でしたよ、アウトラインだけ銀色の印刷ですが・・・ 上位モデルなのにちょっと残念かなと思いました。

付属アクセサリー

付属するアクセサリーは、いつも通りなのでお伝えすることはありませんよ。

  • RG 556 本体
  • USB-A to USB-C 電源ケーブル
  • 保護ガラスフィルムとクリーナー
  • ユーザーマニュアル(英語・中国語)

 

デザインと質感など

グリップの有るデザイン、本体は少し大柄

RG556は、従来の ANBERNIC スクエアデザインではなく、グリップ部が盛り上がったデザインとなっていて。カラーバリエーションはブラックとクリアブルーの2色展開

背面ロゴの印刷箇所が異なっていたりして、かなりの拘りが垣間見えます。

本体サイズは、223 mm x 90 mm x 15~25 mm と、ちょっと大きめ、デザインの好き嫌いもあるので好みは分かるかもしれませんねぇ。

シェルめっちゃ透けてるやん

箱から本体を出して、まず感じたことと言えば・・・ こいつ、めちゃ透け透けてるやんw です。

シェルの透明度が高いのは事前情報で認知していたけど、想像よりも透け感が高い本体なので、クリアー好きな人にはたまらない外観に仕上がっております。

僕は後ほど、ガラスコーティング施工して、さらにテカテカにしようと思っております。はい。

さて、内部のPCBが黒いため、上部から見るとメカっぽい見た目が楽しいです、背面を確認するとシールドの銀色とファンが良い感じです。ANBERNIC ロゴが薄っすらとプリントされているのも良いですね。

従来モデルのクリアー製品は、バッテリーとそれを固定する両面テープが見えていたりして、イマイチな感じがしましたが・・・ RG556はバッテリーは見えません、内部を見せる前提で設計したのかもしれませんね。

質感はプラスティッキーなので、高級感があるとは言えませんが・・・ ビルドクオリティーは流石のANBERNICって感じで、高いレベルに仕上がっております

見た目が Powkiddy X55 にそっくりですが・・・ RG556は手に持った感触も数段上だし、チープな感じがしない上質なクオリティーです。

ただし、擦り傷などが増えると・・ 見た目の美しさが無くなって見窄らしくなる可能性はあるかもです。まぁ、コンパウンドで磨けば消えると思いますけどね。

シンプルなインターフェース

本体上部の左側に電源ボタンとボリュームボタン、右側のスロットは排気口です。

本体下部の中央に3.5mmイヤフォンジャック、その横にUSB-Cポートで、充電はもちろんDCに対応するケーブルを使えば外部ディスプレイに出力可能です。

さらにその右側にはSDカードスロット、ゴム製の蓋で覆われています。

左右のグリップ下部にスピーカーが内蔵されていて、本体左右にはボタンやインターフェスなどはなくシンプルな造形です。

 

ホールド性と操作性について

ホールド性は良し

プラシェルだし滑り止めもありません、けっこう滑りやすいんじゃないかと思ったんだけど・・・ これが意外と吸い付くように手にフィットします。本体がやや大きめなのもゲームプレイには非常に良い感じだと思います。

操作性はまずまずだと思います

ABXYボタンのサイズ・レイアウト・反発などは良いですが、個人的にちょっと気になったのが上下左右の遊びが若干あることです、操作には影響なさそうですが・・・ 少しぐにゃぐにゃ動きます

ジョイスティックの操作性は良好、ほぼ遊びもなくリニアに反応しますし位置も問題ないです。ただし、ライティングはクリアブルーの本体色に限っては眩しくて邪魔です。透明度が高いので直に目に入って目障りです。

このライティング効果は輝度調整もカラー変更もできません、個人的には光らなくても良いです。

メニューの長押しで輝度調整できる事が判明、さらに点灯モードもいくつか調整が可能です・・・ とは言え光るのは個人的には邪魔ですw

十字キーはANBERNICの他機種に比べ少し浅いので違和感を感じました、十字キーには彫り込みもなくのっぺりしているのでグリップ感が弱く感じます。

操作性が悪いってほどでもないですが・・・ 少し違和感があります。

ショルダーボタンは、上部 LB・RB ボタンがデジタルスイッチで、下部 LT・RT ボタンはアナログスイッチです。

操作性に不満はありませんが、LB・RB ボタンは「カチカチ」とクリック音が少しうるさいです、LT・RT は遊びがなくリニアな入力ができますが、少し押し心地が硬めなので好みが分かれそうな気がします。

操作性の評価ですが、グリップがしっかり出来るし操作性も良いデバイスだと個人的には思います、ABXYボタンの遊びは操作にほぼ影響しないですし、十字キーもすぐ慣れちゃうと思います。

ショルダーのカチカチ音は個人的に少し気になるかなぁ~って感じです。

 

スクリーンはめっちゃ明るくて綺麗

RG556のスクリーン仕様はAMOLED5.48インチ、解像度1920 × 1080となっております、このスクリーンですが、ANBENIC製品の中では一番綺麗なのではないかと思われます、なによりも輝度がかなり明るく設定できるのが良いです。

ただし、色味は少し青みがかった、いわゆる寒色系なので人により好みが分かれそうですが・・・ 個人的にはメリハリがハッキリするし嫌いではありません、黒は漆黒って感じで美しい表示です。

少し大きめのスクリーン、フルHD解像度、明るく、くっきりとした表示品質はRG556の最大のセールスポイントになっています。

 

音質はイマイチですかね・・・

左右グリップ部の下部にスピーカーが内蔵、ステレオ再生が可能、スピーカー部に手が干渉して塞いで音が悪くなるような事はないし臨場感もある、音量も十分ですが・・・ 音質はあまり良くないです。

中高域がスカスカ、高域がキンキンって感じでもないんだけど、篭った音でどうにも聞きづらいですねぇ。他機種と部品は同等と思うので、シェルのエンクロージャー形状の問題ではないかと思いますが・・・

ゲームプレイではそれほど気にならないけど、良音質で楽しみたいならイヤホンは必須かもしれません。

 

ゲーム・パフォーマンス

原神(Android)

最近は全く遊んでいないので、なんともって感じだけど、毎回ベンチマークタイトルとして利用している原神である。

T618機種に比べるとカクツキなどもなくスムーズに動作する、デフォルトの画質設定(最低設定)であればストレスなく遊べるし、この画面サイズであれば画質も個人的にはまったく気にならない。

Android のゲームアプリであれば、大概のタイトルはストレスなく遊べると思う。

キーマッピングアプリが相変わらず分かりづらいのが欠点かな・・・

PCリモート(MoonLight アプリ)

PC・ストリーミングプレイでパルワールド、これはSteamのアプリが優秀なんだろうね。遅延もほとんど感じないし、低画質で起動するけど、RG556 の表示はとても綺麗だ。

画面サイズも丁度よいし操作性も良い、これで寝ながら遊べるので嬉しい・・・ これが一番やりたかったんだけど、RG556は最適機種になりそう。(個人的にはですけど)

エミュレーター

RG556には大概のエミュレーターアプリがプリインストールされている、もちろん自分が使いたい別のアプリを導入しても良いんだけど、使い勝手は別としてRG556の性能であれば、大概のコンソールが問題なく動作するので、拘りがなければこのままで良いんじゃない?ってのが僕の感想。

本体左下の ANBERNIC ボタンを押すと、ゲームランチャーが起動してLinux機種のようなUIで操作ができる

もう一度押せば通常のメニューに戻るので便利でお手軽、SDカード内のROMを読み取ってライブラリーに登録してくれるのも良い。数は少ないけど見た目を変えるテーマも複数あるし、多少のカスタマイズは可能。

僕が所有する動作が重たいタイトルをいくつか試してみる、CPU設定はハイモードで固定、ANBERNIC のゲームランチャーによる起動・デフォルトのエミュレーターアプリを利用して確認した。

Wiiのスーパーマリオブラザーズは、フレームレートがほぼ60FPS以上出ていて問題なくプレイが可能みたい、僕が持っているハンドヘルドの中でも動作は一番優秀だった。

PS2 の連邦VSジオンもサクサク動作、実機と同様にプレイ可能、PSPの God of War は特に重たいタイトルなんだけど、こちらは稀にカクつきがあったが、基本的にサクサクと動作する。

性能的には 3DS も動作が可能であるがソフトを吸い出していない・・ というか、実機が現役だし(CFWは導入してあるが・・)めんどくさくて試していないんだよねw 2画面のデバイスはオリジナル端末の方が良いしねぇ。

総合的に・・・

画面が大きめで表示が綺麗なので、Androidアプリはもちろん、PCストリーミングのゲームも快適。

エミュレーターの場合、僕が遊びたいコンソールは、ほとんどのタイトルが動作するので、RG556はかなり理想に近いデバイスに仕上がっていると感じた。

 

あの機種との比較

RP4・RP4 Plus がみんな好きなんだろ?

やはり Retroid Pocket 4(RP4)との比較については触れておく必要があるだろう、ちなみに僕は RP4/RP4 Pro は所有していません・・・ 今回は購入スルーしました。

どうやら RG556 は RP4 とほぼ同性能のようだ、そして RP4 の上位モデル RP4 Pro よりも性能が低いにもかかわらず、販売価格は RP4 Pro とほぼ同価格なのである・・・ う~ん厳しいねw

RG556 を選ぶべき理由は、スクリーンが少し大きい有機ELで視認性が良く表示が綺麗であること、そして本体が大きめである事のメリットとなるグリップ性能、快適なゲームプレイを重視するのであれば RG556 は悪くない選択だと僕は思う

携帯性よりも快適なゲームプレイを優先するなら、ANBERNIC のファンであれば RG556 を買ってください、これは忖度ではないです、この機種はかなり出来が良いと僕は思います。

現場からは以上です!w

おまけ(専用ポーチ)

RG556 専用ポーチは、GUCCI 風デザインであります。

いやぁ~ 中華だねぇwww 大量に売れたら訴えられるんじゃないかな? それよりもアウターバッグとして外に持ち出すのは、かなり恥ずかしいよね。

 

総 評

良い点とイマイチな点

良い点
  • AMOLED 5.48インチスクリーン
  • グリップ感と操作性のバランス
  • 美しいクリアブルーシェル
イマイチな点
  • 中途半端なライティング効果
  • 内蔵スピーカーの音質
  • OSのカスタム・専用ソフトの完成度

総 評

評価 :4.5/5。

評価として星4.5を付けます。

ずいぶん評価が高いと思いますか? 僕は RG556 かなり気に入っていますよ、家に到着してからは、かなり長い時間かけて設定したり遊んでいるぐらいお気に入りです。

エミュレーター機種として僕には十分な性能だし、画面の視認性が良いので、AndroidアプリもPCのストリーミングも実用的なので、このデバイスに集約できています。

なによりも、クリアブルーの見た目が好きですね。

あまり持ち歩きたくはないサイズですが・・・ 自宅で使うマルチゲーム機としては重宝しそうです。

 

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