TourBox Lite クリエイティブな作業向上に手頃な選択肢となるのか?

Windows
この記事は約7分で読めます。

ニトロです。

さて、プロクリエイター向け左手デバイスを展開する Tourbox から、今年(2024年)、機能を抑えることでお買い求めやすい価格となった「Tourbox Lite」という新製品が発売されました。

僕は2年ぐらい前に、Tourbox Elite というハイエンドモデルをレビュー用にご提供いただきまして、今も絶賛愛用中であります。

今回の記事は、あらためて Tourboxさんより、新製品「TourBox Lite」のサンプルをご提供いただきましたので、ふわっとレビューさせていただきます。

TourBox 製品について

Tourboxとは?

TourBox は、クリエイティブな作業に特化したデジタルツールやアクセサリーを開発・製造している会社、その中でも左手用のコントローラー「Tourboxシリーズ」が代表的な製品の1つです。

著名なイラストレーターや動画クリエイターなど愛用者も多く、実際に使用すれば作業効率が大幅に向上する優れたガジェットです。

僕も「Tourbox Elite」を愛用していますが、動画や画像編集では必須と言える道具になっていますし、ネットサーフィンでもChromeに機能を設定して毎日利用しております。

価格がネックである・・・

Tourboxの片手コントローラーのラインナップは「Tourbox NEO」と「Tourbox Elite」の2種類があり、NEO の価格は約25,000円Elite は約40,000円と、まぁまぁ高価な製品であります。

プロユース向けの製品だし、飛ぶように売れるジャンルではないから仕方がないとは思うんだけど・・・ 価格で購入を躊躇していた人も多かったのではないだろうか?

お手軽で安価な Tourbox Lite が登場!

お試しで買うには高価過ぎるとの意見が多かったからだろうか? 今回レビューする Tourbox Lite は、約13,000円と、NEOの半額以下で入手できる驚きの価格で登場した。

安いって事は・・・ 機能はだいぶ低くなるのではないか?もちろん、同性能とはいかないだろうけど、僕のような素人クリエイターであれば、Lite でも機能的には十分なのかもしれない。

なにせ、僕の場合 Tourbox Elite は高機能過ぎて使いこなせていない・・・ ボタンやダイヤルに機能を設定しても、なにを割り振ったか忘れちゃうんだよねwww

 

Tourbox Lite

パッケージ内容

箱は黒箱で天面に幾何学模様のイラストで、何を表現しているのかは不明である。

本体以外の付属品は、USBケーブルにクイックスタートガイドと安全指示書となっております。

スタートガイドは日本語表記もあるけど、接続方法など簡易な説明のみ、まぁ、PCに接続して専用ソフトをダウンロードするだけです

USBケーブルは両端USB-Cですが、USB-Aの変換端子が取り付けてあります、片側がL字になっているのが個人的に嬉しいポイントでありました。

Tourbox Lite 本体

本体のサイズは 111×106×39mm で、Elite よりも少し小ぶり、手のひらに収まる程度のサイズ感です、また重量は329gでずっしりとした質量を感じます。ボタン形状をバラバラにすることで指の感触で操作がしやすくなっているんです

背面には4箇所のゴム足と中央に銘板シール、電池蓋のように見えますが、Tourbox LiteはUSB給電のみに対応です

Elite との差異について

LiteとEliteの差異についてだけど、まずEliteの天面部にある十字ボタンと左下のダイヤル、そして左側面にあるサイドボタンがLiteでは省略されている。

また、ノブやスクロールボタンは触覚機能が削除されている、触覚機能とはノブやスクロール操作時に指先に感じるカチカチとした反応機能のことで、Elite NEO は、感触をオフにしたり弱・強などの設定ができる。

感触機能とボタンを削除することで、Tourbox Liteはコストダウンを図っているという事だ。

デザインはLiteの方が丸っこく可愛らしい、左上のC1・C2ボタンも大きくて押しやすいが、感触機能が無いので操作時の感触は少し安っぽさを感じる。

背面には大きな違いはない、Eliteには電池が入れられることと電源スイッチ・Bluetoothのペアリングボタンが存在する。

差異をまとめると、Tourbox Lite はBluetoothによる無線接続がなく、ボタンは十字キーと左下のダイヤル、左側面のサイドボタンが省略されており、ノブ・スクロール操作時の感触機能が削除されているという事だ。

製品仕様

項目詳細
製品名TourBox Lite
サイズ111x106x39mm
重さ329g
外装材質PC+ABS
製品技術材料射出成型、 レーザー彫刻+マット面(塗装なし)
接続方法USB Type-Cケーブル接続
モーターなし
プロセッサー低消費電力MCU
電源DC 5V 30mA
ケーブル規格Type-C端子(USB2.0以降)

 

Tourbox Lite 設定方法

この項目では Tourbox Lite の設定・使い方について軽く解説します。

Tourbox コンソールをダウンロード

最初に専用のアプリケーションをPCにインストールします、このアプリは Elite・NEO・Lite 共通となっていますよ。

Tourbox をPCに接続する

コンソールアプリを起動したたら、Tourbox Lite を接続します。

プリセットの作成

コンソールアプリが起動したら、画像の左上黄色丸をクリックする。

既存プリセットを選択、名前付けて新規作成するか・・・

ユーザーが作成したプリセットをWEBページで探してダウンロード、コンソールでデータを読み込んでからカスタマイズする事もできる。利用者の多いアプリケーションならだいたい登録されている。

プリセットが登録できたら、Tourbox Lite の各ボタンに割り当てるアクションを登録する。

登録したいボタン項目を押せば、ショートカットやキーボード、マウス操作など個別に設定ができるし、キーの組み合わせ、マクロ登録、2ボタンの組み合わせなど、かなり詳細に設定が可能だ。

このコンソールアプリケーションはかなり出来が良い、弄っていればあらかたは理解できる、設定自体も簡単、しかし・・・ 自分好みの設定を探し始めるといつまでも設定が終わらないという沼にハマる。笑

 

Tourbox Lite を使ってみた感想

僕のレベルなら問題ない

僕は上位モデルの Elite を普段利用している、そして、あまり褒められたものではないと思うが、Tourbox Elite 機能の一部しか利用していないみたいだ・・・

Elite は、ボタンの数が多いので、一応このショートカットも登録しておくかみたいな感じで設定してあるが、どのボタンに何を設定したか忘れてしまい使わないことも多いのだ。

そのおかげか、Tourbox Lite では、違和感なく便利に利用できる・・・ ボタンの数が丁度よい、何をどこに設定したか覚えてられるw 僕には Lite が丁度よいのかもしれない・・・

十字キーはちょっと欲しいかも・・・

僕は普段は上位版を利用して、今回エントリーモデルを試したため少し違和感があった・・・

普段は Elite に存在する十字キーを多用しているだから多少やり辛さは感じた、また触覚フィードバックのないノブやスクロール操作は、気持ちよさがないと感じてしまったのは正直な感想である。

とは言え、Elite や NEO と比べれば、Lite は圧倒的に安価だ、NEOの半額、Eliteの1/3で購入することが可能なんだから、プロクリエイターのビジネスユースでなければ、作業効率の向上はLiteであっても十分な恩恵が得られる

いままで価格がネックで購入を悩んでいたのであれば、間違いなくお勧めの左手コントローラーでないかと思う。

物覚えが良い人はNEOやElite買うほうが幸せになれるかもしれませんね。笑

TourBox Lite を使って作成した動画

TourBox Lite を利用して編集したYouTube動画はこちらです、ほぼ違和感なく編集できました!

 

ユーザー投稿

タイトルとURLをコピーしました