【REVIEW】ANBERNIC RG353M 最高傑作と言えるシェルを纏ったレトロハンドヘルドじゃないか!

4.5
Android
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どうも、ニトロです。

さて、昨日の朝なんですが、海外から荷物が届いたんです・・・

中身は「ANBENIC RG353M」でしたよ。いやね、もちろんサンプル提供の連絡を事前にもらってましたが、まさか発売前に届くとは思っていなかったもんで。。。 大急ぎでこの記事を書き始めました(汗

RG353M を取り出して、本体を手に取ってみて僕が感じた結論、いきなり書いちゃいますが・・・ ANBENIC レトロハンドヘルド最高傑作と言える筐体に仕上がっています。

筐体と限定した理由は、性能面が「RG353PRG353V」と同じであること、筐体に関しても多少は気になる点はありました

要するに「ANBENIC RG353M」は、RG353シリーズにおける「プレミア製品」の位置付けであり、過去にリリースされたメタルシェル製品のコンセプトに準じています。

本レビューでは、前作「RG351MP」との比較や、デザイン・改善点などを中心にレビューいたします。

 

ANBENIC オフィシャル・ストア

ANBERNIC RG353M のご購入は、発送が早く、サポートも安心な、公式ストアをお勧めいたします。

発売開始キャンペーンの詳細
  • 発売日:2022年11月5日 19:00(日本時間)
  • 出荷日:1~2営業日で出荷在庫がある場合
  • 通常価格:21,499円
  • 特別価格19,999円(48時間限定で1500円引き)
  • 送料:1,699円(合計金額:21,698円 + 消費税)

 

YouTube 動画

発売開始のお知らせとスペックや外観の確認

サクッと販売内容とスペックなどの概要が確認できます。

レビュー動画はこちら

発売日と時間に間に合うように必死に編集しました・・・

 

スペックと主な特徴

スペック

RG353M SPEC
  • OS:Linux/Android(デュアルOS対応)
  • SoC:RockChip RK3566 Cortex-A55 Quad Core 1.8 GHz
  • GPU:Mali-G52 2EE
  • RAM:2GB LPDDR4
  • Storage:32GB eMMC 5.1(内蔵)/ デュアル MicroSD
  • Screen:IPS 3.5 inch 解像度640×480(タッチパネル)
  • Audio:デュアルステレオ
  • Battery:3500 mAh
  • Connectivity: WiFi (5GHz) / Bluetooth 4.2 / 3.5mm Headphone Jack
  • Size:145 mm x 70.5 mm x 15.9 mm
  • weight:232 g

本体サイズと重量以外の基本スペックはRG353Pとまったく同じです。

特徴

RG353Mは、レトロゲームプレイに最適なIPS3.5インチ(VGA解像度・タッチスクリーン)、ANBERNIC 製品の特徴とも言える デュアルTFスロット を搭載、Android と Linux のデュアルOSに対応しており、幅広いアプリケーショの実行が可能です。

レトロゲームコンソールのエミュレーションに最適化されており、ファミコンからPSPやドリームキャストであれば大概のタイトルが遊べるパフォーマンスを発揮します。

他のRG353シリーズと性能に差はありませんが、本機最大の特徴は、筐体に「アルミニウム合金シェル」を採用したプレミアムモデルであること、従来のメタルモデルに比べ小型化されたことで、より高級感が感じられるデバイスに仕上がっています。

 

パッケージ内容

お馴染みの外箱

ANBERNIC 製品おなじみの白箱、ワイヤーフレームの本体イラストが描かれたシンプルな物です。

どうせ廃棄するんだからシンプルでも良いのは事実ですが、プレミアムモデルなので少し質感を上げても良いのではないかと個人的には思いますが・・ まぁ、良いでしょう。

付属品もシンプルです

付属品もお馴染みの構成で、スクリーン保護の「ガラスフィルム」と「充電用USB-Cケーブル」そして英語・中国で記載された「ユーザーガイド」のみです。

同梱物一覧
  • RG353M 本体
  • 保護ガラスフィルム(クリーナー付き)
  • 充電用USB-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル(英語・中国語)

 

デザインと質感

2色の本体カラー

カラーバリエーションは「オーシャンブルー」と「ディープパープル」の2色があり、僕はRG351MPのブルーを所有しているので、今回のレビューサンプルは「ディープパープル」を選択させていただきました。

ディープパープルは見た感じ黒に見えますが、光が当たると紫に変化して、とても美しく格好が良いです。おそらくブルーよりもディープパープルの方が小さく感じるかもしれません。

RK2020 アルミモデルに似ている

RG353Mを手に持ってまず感じた事は「RK2020アルミモデルに印象が似ていると言うこと、僕は「RK2020」が大好きで、これだけでテンションが上がってしまう

コンパクトで好印象

事前に確認していた写真などから「RG351MP」より少し小型になったことは分かっていたが、実機を手に持ってみると想像していたよりもかなり小さく感じる

RG351MPでスクリーン下に存在したロゴが無くなり、縦サイズは4mm、幅も1mm程度小さくなっていて横長デザインに変化、また、本体の厚みは2mmほど薄くなっていて、これがコンパクトに感じる大きな要因で、質感向上にも大きく影響している。

少し重量も軽くなりました

メタルシェルは質感と本体重量のトレードオフで、持ち歩きや長時間プレイにはあまり向かない・・・ RG353Mは重量が232gで、けして軽いわけでは無いが、351MPから37gの軽量化がされている。

多少重量を感じるが、違和感はあまり感じない、大きめのスマホ程度なので、持ち歩きやゲームプレイで支障がでないレベルになったのではないかと思う。

筐体完成度はかなり高い

RG353P・RG353V と比べ、RG353Mは一番コンパクトなデバイス、金属製のシェルだから質感が高いのはもちろんだが、353シリーズの中でプレミアモデルに相応しいバランスの良さと高級感がある。

RG351MPにデザインは似ているが、性能やサイズ感だけでなく、後述する細かい改善点もあり、たんなる中身のアップデートではなく、完全に別機種と言える仕上がりだ

筐体は ANBERNIC 最高傑作と言える。

 

操作ボタンとインターフェース

フェース 操作ボタン

操作ボタンレイアウトは他機種と同じで、軽くゲームで遊んで試した限りは従来機と同じで不満は全く無い

アナログスティックの部品は従来機から変更されていて、スティックの外周に滑り止め加工されているが、操作性や押し心地などに変化はなさそうです。

ショルダーボタンがRG280Vみたい

ショルダーボタンがRG280Vで採用されていた形状に変更されていて、L2・R2は少し高さがあるので押し間違えづらくなっています

ショルダーボタンは押した際に「カチカチ」と甲高い音が出ます、結構耳障りなので、唯一と言ってよいほど残念なポイントです。

側面ボタン

電源ボタンとリセットボタンは右側面音量ボタンは左側面に配置、場所も良いし操作性も問題なしです。

上部と下部にインターフェースを配置

本体上部の右上にファンクションキーがあり、充電用USB-C、MiniHDMIポート、OTG USB-C、イヤホンジャックが配置されています。左右対称にレイアウトされているので見た目も良いです。

本体下部には左右にスピーカー穴があり、中央部にシステムとデータ用のデュアルSDカードスロットがレイアウトされています。

背面は滑り止め

背面はお馴染みの滑り止めパッドと、中央には品番やロゴなどのシルク印刷です。

とにかく、3.5インチクラスの小型デバイスの中では一番と言えるぐらい、ホールド製・操作性が良好なデバイスと評価します。携帯性も良いのでメイン機にしても良いですね。

 

スクリーンと音質について

IPS3.5インチ VGA解像度 不満はあまりないが

3.5インチのIPS液晶、解像度 640 × 480で、レトロゲームのエミュレーションには最適だが、PSPには向かない。発色・視野角について文句はなく綺麗に表示するが、なんか輝度は暗めです。

個体差もありますが、僕の持っているRG353Vより暗いんだよねぇ・・・ まぁ、実用上の問題はなさそうですけどね。(レビュー用サンプルだしね)

ANBERNIC ロゴを削除して、黒縁が少なくなったおかげでデザインもスッキリ、没入感も上がりましたね。

ハウジングの問題?音が少しこもる

ステレオ感がバッチリあるし、レトロゲームなら不満はあまり感じないレベルだけど・・・

少しこもり気味に聴こえるんだよね、おそらくスピーカー穴が小さいからか、ハウジング内のエンクロージャー効率が悪いから? 小型化した事による弊害かもね。

本体の質感が高く高級感があるので、再生される音質が悪いと少し残念な感じはする。

 

無線接続の問題を改善

Wi-Fi・Bluetooth 対応

前作のメタルモデル RG351MP は発売ギリギリでWi-Fi・Bluetoothモジュールを取り外してリリースするトラブルがあったわけだが・・・ RG353M はしっかり対応している。

そもそも金属で本体を覆うと電波が通りずらくなる問題が起きるわけだが、RG353Mは左右側面をプラスチック部品にする事で回避したようだ。

 

Android と CFWについて

Android に対応

RG353他のデバイスと同じように、TF1にシステムディスクを挿入しない、またはファンクションキーを押しながら電源ボタンを長押しでAndroid が起動する。

今回も Google Play ストアはインストールされていないので、Androidアプリを導入するには APKPure などで導入する必用があり、使い勝手はあまり良いとは言えない。

オリジナルのフロントエンドランチャーが導入されているので、エミュレータで遊ぶ環境はあるが・・・ 使い勝手はあまり良くないので、現時点では Linux を使うほうが無難だと思う。

カスタムファームウェアについて

JELOS や ArkOS などが対応すると考えられるが・・・ すでにリリースされている RG353V 用でも一応動作します。RG353VのJELOSシステムをRG353Mに入れて起動を確認しましたが、正式対応ではないので自己責任になりますのでご注意ください。

 

総評

僕は検証用に RG351MP を頻繁に利用していたんですよね、そして先月 RG353V がメイン機になったばかりですが・・・ 残念ながら? 今回紹介した RG353M がメイン機昇格となります。

RG353M は ANBERNIC の最高傑作と言えるぐらい出来が良い、レトロハンドヘルドと評価します。

良い点と悪い点

気に入ったポイント
  • ANBERNIC デザイン 正当進化モデル
  • コンパクトなサイズ感
  • 操作性・ホールド感 レトロゲーム機として最適
  • メタルシェルの高級感 これはロマンである
これはイマイチ
  • やっぱりGoogle Play 入ってないんだね
  • ショルダーボタンの「カチカチ」音が耳障り
  • 価格がやっぱり高いよね・・

購入すべき人は・・

RG350M・351MP・280Mなど、過去のメタルシェルモデルを気に入って所有しているのであれば、RG353Mは買っても後悔する事はなさそうです。(金属製にロマンが感じられるなら買いですw)

縦型機種が欲しいなら RG353V ですが・・・ 携帯性・操作性・ビルドクオリティなど含め、総合的にお勧めするとすれば、今回レビューした RG353M を個人的には推します

価格は少し高いですが、後悔はしないんじゃないかと思います。

星評価

RG353M 星評価は4.5です

デザイン・サイズ感・質感・操作性など、ほぼ不満な点がありませんが・・・ どうせなら性能をもう少し良くして Android 起動のメリットがあれば、あとはカチカチ音を改善してくれてたら星5にしていたと思います。

2022年のベスト機種エントリー間違いなし!

評価 :4.5/5。

ANBERNIC 公式ストア

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