ニトロです。
クラウドファンディングサイト CAMPFIRE にてプロジェクトにて先行予約販売が開始された、クリエイティブコントローラー TourBox Elite ですが、記事執筆時点で支援者数は2000人を突破しており、大成功となっております。
TourBox 様より、サンプルのご提供をいただきましたので、実際に使用してチェックをしておりますが・・・ 僕、なにげに超多忙でして、しっかりと商品の動作確認が出来ていなかったりしますw
しかし、ブラウザアプリの Chrome ・ 画像編集の Photoshop ・ 動画編集の Premiere Pro などで使用してみましたが、やっぱり便利だなと率直に感じております。
そんなわけで、購入を検討している方に向けた僕の感想レビューをお届けいたします。
TourBox Elite パッケージと同梱物
パッケージ(サンプル用)
TourBox Elite のパッケージは真っ黒でした、商品名など最低限の内容が白く英語で表記されたシンプルな物。蓋を開けると、英語版のマニュアルが入っていましたが、おそらく正式版には日本語マニュアルも付属すると思います。
本体とアクセサリーは箱と同様に黒の巾着袋に収納されていて、構成としてはシンプルですが所有感を高める演出がされています。
パッケージデザインは変更されます
製品版のパッケージは正方形になる予定で、pixiv で開催されているデザインコンテストにて採用されたデザインとなるそうです。
なるほど・・ 利用者のクリエイターにデザインさせちゃうなんて、なかなか考えましたね!
同梱品
小さい巾着袋内には、本体の背部に挿入する単3電池が2本と、USB-C to USB-C ケーブルが入っていました。そして、大きい巾着袋内に TourBox Elite 本体です。
Toolbox Elite はBluetoothに対応した事が前機種Neoとの大きな変更点のようで、電池もちゃんと付属しているのは好印象です。ちなみに、本体はかなりの重量があるので、最初に手に持って少し驚きました。
スペック
製品名 | TourBox Elite |
本体サイズ | 116×101×44mm |
重さ | 376g (バッテリー含まず); バッテリー重量48g |
接続方法 | デュアルBluetooth5.1、有線USB Type-C |
給電形式 | 有線:5V DC 50mA 無線:3V DC 50mA |
対応OS | Windows 7以降及びmacOS 10.10以降(ケーブルで接続可能) Windows 10以降及びmacOS 10.13以降(Bluetoothで接続可能) |
バッテリー持続 | 最長約2ヶ月 |
サイズはそれほど大きくありませんが前述の通りかなり重量物です、デスクの上に設置して使用するガジェットなので本体下部におもり部品が入っているのではと思います。
バッテリーは最長2ヶ月程度ですが、eneloop など充電池を使う方が良いかもですね。
ざっくり特徴
そもそも何なのか?
Toolbox Elite は、左手用のPCコントローラーで、映像編集やイラストレーター、ミュージシャンなどのクリエイターによるPC作業に向けた補助入力デバイスです。プロ用ではありますが、Officeなどのビジネスアプリケーションはもちろん、ブラウザやゲームなどでにも利用できるので、アイデア次第で色々な活用ができそうです。
強力な専用アプリと幅広い対応ソフト
ボタンやノブ、スクロールホイール、ダイヤルなど、数が多くて設定が大変そうですが・・ 専用ソフト(β版)であっても、このソフトかなり秀悦。少し弄れば直感的に理解ができるし、起動したソフトと関連付けすれば自動的にプリセット変更などが可能です。
よく使うソフトを使いながら徐々にカスタマイズすれば、かなり強力な入力機器になりそうです。
Bluetooth 対応 & ハプティクスフィードバック
待望のデュアルBluetoothに対応、2台のPCをシームレスに切り替えが可能となり、煩わしいケーブルからも開放されました。
そして、先進の広帯域モーターを搭載した ハプティクスフィードバック と名付けられた新機能では、クリック感や触感を人工的に作り出します。
ノブ、スクロール、ダイヤルを回転させる事により、本体の振動によって目盛りを刻む感覚が指先に伝え、ユーザーは回転幅を指の感触から知ることができます。
文章で伝わりづらいかもしれませんので動画貼っておきましたw これ、なかなか面白いですよ。
使用してみた率直な感想
デザインや携帯性など
ボタンやダイヤルが沢山付いていて重たい、率直に言って特別格好が良いとは思わないw しかし、キーボードの左側に置いて置くと、なんかプロっぽくなるので見た目に悪くはないかな?
重量があるし、大きさもそれなりなので、携帯性は良くはないけど、持ち歩くかと言われると? あまり該当する人は居ないのではないかと・・・
ちなみに、キーの打鍵感は良好ですが、クリックした時に「カチカチ」と軽めの音が出ます。
やっぱり無線
僕の場合、机に据え置き確定だけど・・・ ケーブルがあるとデスクが煩雑になるし、ホコリがケーブルこびり付いたりするのが嫌だ。Bluetooth に対応して、2台にペアリングできるのであれば、前機種Neoを選ぶ理由はなさそうだ。(少し安価ですぐに手に入るけどね)
設定はかなり分かりやすい
今回検証した専用ソフトはベータ版であるが、現時点でも不満はそれほどないレベルで良く出来ている。各ボタンにキーボードを割り当てはもちろんだが、対応ソフトなら、割り当てしたいアクションが文字で確認可能。
さらに、ユーザーが作成したプリセットもダウンロードできるので、自分で設定するのが面倒なら利用しても良いだろう・・・ ただし、英語・中国語が多いので日本人の職人さんに頑張っていただきたいw
ダイヤル・ノブ・ホイールの使い方次第
いくつかのアプリケーションを試してみたが、僕が一番良いと思ったのが動画編集で、たとえば微量で映像を進めたい、戻したいのような時に、ダイヤル・ノブ・ホイールが超便利だった。
映像編集はキーボードショートカットを駆使する人が多いと思うが、良く使うショートカットをToorBox Neo のボタンに配置してしまえば、キーボードはほとんど触らずに作業ができるし、細かい調整作業がやりやすく効率も圧倒的に上がる。
どのボタンに、なんのアクションを設定したかを覚えないといけなくなるが・・ まぁ、ダイヤルやノブだけ設定するだけでも使い勝手が上がるし、使いながら徐々にカスタマイズすれば良いだろう。
まとめ
正直言って、まだ使い始めて間もないので検証期間が少なくて申し訳ないが・・・ 持っていると便利なのは間違いないガジェットであると言えます。
クリエイターが頻繁に使うソフト専用にしても良いぐらい、僕の場合は動画編集の Premiere Pro のサブ入力機器として導入となりそうです。
あと、僕のキーボードは音量調整ができないので、ノブダイヤルにシステムの音量調整を割り振りってみましたが、これも地味に便利ですねw
十字キーもあるし、ノブやダイヤルなど、ゲームコントローラーとしても利用できるので、アイデア次第では他にも色々と楽しめそうなガジェットだとは思いますが・・・ 少し値段が高いかもです。
あなたがお金持ちか、少しでも作業の効率化が必要ならば、CAMPFIRE の先行予約してみては如何ですかね?
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