今回は、プレビュー記事を投稿した ALLDCUBE 8.4インチのミニタブレット「iPlay50 mini」の本レビューです。このモデル、とにかく安価なのに、質感も良い、性能も程よいところを狙っているのに好感が持てます。
ガジェット好きな人のサブ機種として、彼女も、奥さんも、おじいちゃん、おばあちゃんも、みんな幸せになれるミニタブレットだと思いますので、本レビューをどうぞご確認くださいませ。
それでは、いってみましょー!
iPlay50 mini とは?
概 要
ALLDCUBE iPlay50 miniは、2023年5月に新しく発売されたばかりの軽量なミニタブレットで、持ち運びに、片手操作に最適なコンパクトなサイズです。
性能的に重いゲームには向かないですが、電子書籍やYouTubeなどの動画視聴、ウェブブラウジングなどはスムーズに楽しむことができます。普段使いの持ち運び用やサブデバイスとして最適です。
特に注目すべきは、価格が約1万5千円と非常に手頃であるため、即座に注文が殺到し、大ヒット商品となっています。
iPlay50 mini 取扱いショップ
5月27日時点の最安価は Banggood のようですが、この商品は品薄なので納期などもしっかりご確認くださいませ。
YouTube レビュー動画
YouTubeチャンネル「NitRo Vlog」にて、動画レビューを公開しました。
iPlay50 mini レビュー
外観とデザイン
iPlay50 mini は、一般的な10インチタブレットに比べて、より小型で持ち運びがしやすいのが特徴、iPad mini に似たデザインです、バックパネルは樹脂製だと思うんですが・・・ 金属に見えるほど質感が高く、ビルドクオリティーは良好です。
男性なら片手で掴める本体サイズ、重量は292gと軽量なので、長時間持った状態でも疲れづらいし、鞄などに入れても負担にはならないでしょう。
操作ボタンは、右側面に電源とボリュームボタン、多くのAndroid機種で標準的な配置、本体左側にはSIMスロット、デュアルSIMカード、もしくは microSD を挿入して排他利用が可能です。
上部にはUSB-Cポート、カメラ部品との干渉を避けるためだと思いますが、少し右に寄ったところにレイアウトされています。本体の下部の右側にスピーカー、残念ながらモノラル仕様となっています。
本体外観、ボタンの押し心地など、1万円台の製品とは思えないほど質感は上質ですし、ビルドクオリティーは高いと評価できます。
あえて不満点を挙げるとすれば、カメラ部が出っ張っているので机に置いて操作するとガタガタしちゃうこと、カメラ自体の性能が低いので、出っ張りはない方が良かったですね。
パフォーマンス 思っていたより良いかも?
iPlay50 mini のスペックについてですが、まず搭載されているAndroidバージョンは最新の13です、新しいバージョンの方が良いというわけではないと思いますが、アプリごとに言語の変更ができたりなど、最新機能が利用できます。
搭載されている UNISOC T606 は、5Gには非対応となるエントリー向けチップセットとのことで、おなじみT618やT610に比べパフォーマンスは低く抑えられています。
搭載メモリーは4GBですが、ストレージから8GBをバーチャルメモリーに割りあてて、合計12GBの利用が可能です、ただしストレージは64GBと少ないので、外部SDカードを利用した方が良さそうです。
バーチャルメモリーはマルチタスク時などに性能を発揮しそうですが・・・ 比較ができないので、恩恵があるのかちょっと分かりませんが・・・
参考までに、AnTuTu ベンチマークスコアーを計測しましたが24万点のスコアーがでました。一般的な利用であれば、そこそこ快適なパフォーマンスを発揮してくれそうです。
もちろん、僕が所有している iPad Pro と比べれば、WEBブラウジング時の引っかかりや、表示の書き換え遅れなど、性能差を感じます。ただ多くの人にとって大きな不満にならないのではと思います。
ディスプレイ 表示品質グッドです
ディスプレイは8.4インチ In-cell 仕様です、8インチクラスのミニタブは、HD画質の製品が多いですが、「iPlay 50 Mini」は、FHDなので文字などのエッジがきめ細かく綺麗です。
タッチスクリーンの感度や反応に関しては、低価格な製品に見られるような遅延は起こらず、輝度もかなり明るく調整ができますし、コントラストもはっきり、ベストとまでは言えませんが、相当美しい表示は実現しています。
不満なのは・・・ アンチグレアの保護フィルムが標準で貼り付けてあるんですが、これ擦り傷がすぐに付きますね。鞄などに放り込むと傷だらけになるので、気になるなら張り替えが必要と思います。
それと、自動照度機能がないので、都度手動調整する必要があるので面倒に感じるかもしれません・・・ まぁ、自動でも暗くなりすぎたりして調整しなおすことがあるし、僕にとっては大きな不満ではありませんが。
カメラ機能 マルチメディア体験は・・・
搭載するカメラはフロントもリア側も500万画素でスペックが低いので、撮影するならスマホカメラの方が良いとは思います・・・ まぁ鮮明に記録する必要がない場合、Twitterのネタ写真、メモ用みたいな感じであれば、それほど悪くはないって感じです。
とは言え、1万円台のタブレットの内蔵カメラだと思えば、結構ちゃんと撮れるなぁとは思います。
iPlay50 mini は、Widevine L1 に対応しているので、Amazon プラムビデオなどの動画ストリーミングサービスでFHD画質の視聴が可能になっています。これは低価格なタブレットでは対応していないモデルも多いので、このモデルの優位性と言えます。
ただし、内蔵スピーカーはモノラルなので臨場感もないですし、音質も良くはありません。
しかし、個人的には聞き取りやすい音かなと思いました、まぁイヤフォンジャックもあるし、Bluetoothで無線イヤフォンの接続ができますので、そちらを利用した方が良いです。
ゲームも意外とイケますよ!
僕はこのミニタブをゲーム用に使う気はありませんが・・・ NitRo Blog 読者的には気になるポイントだと思いますので、少しだけテストしてみました。
Android 原神
おなじみテストでいつも利用する原神さんですが・・・ フィールド内をうろつく程度しか確認していませんけど、一応遊べるレベルで動作します。しかしカクつくこともあるので快適な動作とは言えません。
でも、原神が遊べるなら、Android ゲームアプリの多くはプレイが可能なんじゃないかと思います。もちろん3Dを駆使した高いハードスペックを要求するゲームは厳しいでしょう。
エミュレーター(Dreamcast・PSP・PS2)
FC~PS1は問題なく動作しますので割愛します・・・
PSP、ドリームキャストなど、T618モデルとそれほど挙動に変化はなく快適に動作します。ただPSPのゴッドオブウォーはとくに重たいゲームですが、動作がモッサリでプレイはちょっと厳しいレベルですかね。
PS2は連邦VSジオンを試しました、ところどころカクついたりしますが、意外と快適に動作します。エミュレーターは使うアプリによっても差異があるとは思いますが、正直言うと思っていたよりもまともに動作するので驚きました。
Nintendo DS などの2画面コンソールで遊びたいなら、iPlay50 mini は良い選択になりそうです。ただし、搭載するバッテリー容量が少ないので負荷を掛けるゲームするとどんどん減りますけどね。。
国内キャリアとの接続性について
iPlay50 mini は、国内キャリアのSIMが利用できるかについてだが・・・ なにも考えずにSIMを装着して繋がるのは、Docomo / au / softbank である。そして、ハードの仕様上で相性が良いのがSoftBankだ。
楽天モバイルでも接続は可能だが、本体の設定をしなければならない。設定する場所は( 設定⇒SIM⇒アクセスポイント名 )ここで以下のとおり手入力するので面倒ではあるが、それほど難しくはない。
名前 | rakuten.jp |
APN | rakuten.jp |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザ名 | rm |
パスワード | 0000 |
サーバ | 未設定 |
MMSC | 未設定 |
MMSプロキシ | 未設定 |
MMSポート | 未設定 |
MCC | 400 |
MNC | 11 |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
結 論
重要なことを書き忘れたので追記しておきますが・・・ このモデルは生体認証(指紋・顔認証)が搭載されていません。ロック解除が常に暗証番号なので少し不便です。
さて、追記を含めて最終的な僕の評価ですが・・・ 価格が13,000円であることを前提に、すべての人にお勧めができるミニタブレットだと思います。
ほどよい性能と携帯性、ディスプレイの表示品質、操作性の良さ、読書に調べ物、動画視聴に音楽の再生、スマホだと画面が小さいし、10インチタブレットだと邪魔に感じる・・・ そんなあなたに丁度よいデバイスです。
もちろん、サブ利用を前提とした評価なんですが・・・
この価格であれば、多少の不便な点は気になりませんね。ただし、MediaTek Helio G99 を搭載した性能向上した上位機種を検討中らしいですが・・・ でも上位モデルがリリースされたとしても、価格が高いのであれば iPlay50 mini の評価は落ちないのではと思います。
かなりお勧めです。
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