チープな中華ゲーム機マニアに注目の的? DateFlog SF2000 をレビューします。
このモデルとメーカーについては、よく知りませんでしたが。。。 3,000円程度で購入ができて、筐体がスーファミコントローラーみたいなデザインで、なんか面白そうと興味を持ちました。
しかし、ブログネタにするのは良いけど、ゴミを増やしたくない ゲーム機は大量に所有しているので購入は躊躇しましたが、タイミングよく中華ECの Banggood さんから連絡がきまして、レビューサンプルの提供をお願いしました。
そんなわけで、久しぶりに Banggood さんの提供レビュー、クーポンページを復活させたのも、そんな理由からなのであります。笑
DateFlogとはなんぞや?
SF2000 を製造販売する「DateFlog」は、主にビデオゲームの周辺機器販売を主軸とするメーカーのようで、SwitchやXBOXのコントローラー・アクセサリーなどを数多く取り揃えているようです。
取り扱い製品の中には、低価格なエミュレーターゲーム機も存在していて・・・ 今回紹介するSF2000は、そのカテゴリーに属するゲーム機です。
しかし、あえて言いますが、怪しい中華メーカーです。
だけど、ANBERNIC だって昔は怪しいメーカーに属していたはずだし、面白い製品ってのは怪しい会社から生まれるのも事実ですからね。
とりあえず、Banggoodさんの SF2000 販売ページはこちら
SF2000レビュー
動画レビュー
NitRo Vlog チャンネルにレビュー動画をアップしましたので、文章読むの面倒ならご視聴くださいませ
開封とアクセサリーなど・・・
外箱は緑色で商品写真やスペックなどが印刷されていて、安価な割にデザイン性の高い箱なんですが・・・ 相変わらずボコボコでありました。
付属品は写真の通りで、SF2000本体に、英語と中国後のマニュアル、USB-Cケーブルに、久しぶりに実物を見たコンポジットAVケーブルである。
ちなみにこのAVケーブル、ビデオとモノラル音声仕様である。モノラルでも分岐させて2系統で入力させろと言いたいが・・・ それよりも、テレビに接続して使う人っているのか疑問なのだ。
スペックについて・・
SF2000のスペックは以下の画像の通りだが・・・ 性能的にはとても非力である。スクリーンがIPSなのが数少ない評価ポイントかもしれない。
SF2000 デザイン
本体のデザインは見ての通り、スーファミコントローラー模写、カラーは米国版のSNESカラーで、見た目はそれほど悪くはない気もするが、アナログスティックは取って付けたみたいな位置だし、マジマジとみていると違和感を感じなくもない。
背面はバッテリー蓋がネジで固定されていて、上部中央はかなり盛り上がり最厚部で32mmもある。スピーカー穴は左右にあるように見えるが左側はダミーなのだ。
本体上部は L・R 2ボタンのみ、下部は右からボリュームダイヤル、イヤフォンジャック、SDカードスロット、充電用のUSB-Cポート、電源スイッチである。
面白いと思ったのがABXYボタンで、なぜかAXボタンは凹んでいるパーツ、BYボタンは凸パーツになっている。。。 なんでだ???
謎も多いが、成形品質はそれほど悪くないと思う、しかし、とにかくチープで良くも悪くもおもちゃっぽい雰囲気が漂っている。
スクリーン品質
IPS 3インチ 解像度が 320 × 240 と、数年前の中華ゲーム機って感じのスペックではあるが、表示はそれなりに綺麗だし価格を考えれば文句は言えないが、フルラミネーションに慣れてしまっているので表示部がやたらと奥に感じる。
それよりもスクリーン部品が脆いみたい、撮影している間に、気がついたら擦り傷が付いていた・・・ なんだよって、少しテンションが下がったけど、まぁ別にいいかって割り切れてしまうのは良い点とも言える。
パフォーマンス
対応エミュレーターは7種類、FC / SFC / MD / GB / GBC / GBA / MAME となっているが・・
実際に問題なく動作するコンソールは FC / MD / GB / GBC じゃないかな?と思います・・・ SFC は多くのタイトルで遅延や音ズレなどが発生するし、GBA もタイトル次第って感じです。
性能は限定的、ファミコン・ゲームボーイ・メガドライブ 専用機と考えた方が良いわけですが、そもそも 3,000円 で買えるチープ機種ですからね。こんなもんではないかと思います。
操作性
まず、背面が盛り上がっているので、ホールド感が悪いです。
十字キーは良質とは言えませんが無難に使えるし反応もします、ABXYボタンは、浅くてペコペコして押し心地が悪い、だけどレトロゲームならそれほど違和感なく使えました。
アナログスティックは押し込みに非対応、こちらもちゃんと反応するし比較的良好に操作ができます。
L・Rボタンはカチカチ煩い、重たいし、ダメだなこりゃって感じだけど・・ そもそもSFCとGBAの動作が微妙なので使う場面があまりないかも?笑
ボタンの操作性に点数をつけるとすれば、50点って感じですね・・・ 笑
オペレーションシステム
電源スイッチを入れると5秒程度で起動してくれるのはとても良いが、起動するとスーパーの食材売り場で流れているようなBGMが鳴りっぱなしになる。
設定はUSERメニューにあるが、検索・言語設定・テレビシステムの4種類だけで、BGMのオン・オフはできない、キーコンフィグもない、そして輝度調整すらできないのである。
ゲームの選択は、メニューの上下操作でエミュレーターを選択してから各コンソールの代表的なゲームタイトル4種類から選ぶ仕様である。そこでSTARTボタンを押せば、プリインストールされた他のゲームの起動もできるが・・・ 大量のデータが入っているので、目的のゲームにたどり着くのに時間が掛かり、まったくもって使い物にならない。
そもそも日本では権利侵害のデータで、必ず削除する必要があります。
自分のゲームデータを使う場合は、SDカードのROMSフォルダーの直下にゲームデータを配置して、USERメニューから選択して遊ぶことができるが、とにかく使い勝手は悪い。
デフォルトOSはガラクタとしか言いようがないので、カスタムファームウェアのリリースが待たれるところである。出るのか?w
まとめ
気に入った点と、イマイチな点でまとめます。
かなり酷評って感じのレビューになりましたが、おもちゃだと思えば、それほど悪いモデルではないと思います、ゲームをしっかりプレイするための機種ではありません。
チープ機種が好きなら、コレクションとして、改造用のベースとして一考の価値はあるでしょう。
なにせ、3,000円ですからねぇ・・・
星評価
星評価は2.5です、星2にしようか悩んだけど、机の上にポンと置いてあっても嫌じゃないルックス、デザインやレトロゲーム用としてなら、これはこれで良いかと思います。
お勧めはできませんけどね。
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