ニトロです。
2020年8月に NitRo Blog にレビューしたShockz(旧AfterShokz)の Aeropex という骨伝導イヤホンなんだけど、つい最近ですが、仕事中に無くしてしまいました・・・😥
装着感が殆どないので、仕事中に常時耳につけっぱなし、おそらく汗を拭く時に外して置きっぱなしにしてしまったのかもしれませんなぁ・・・
さて今回は、紛失した Aeropex の後継機種「OpenRun Pro」をレビューします。
昨年末にクラウドファンディングにて先行販売されておりましたが、いよいよ3月より一般販売が開始され、Amazonや家電量販店でも購入が可能となりました。
Shokz OpenRun Pro 概要
Shockz 骨伝導イヤホンのイノベーター
Shokz は、高品質・高音質な骨伝導イヤホンを開発、すでに世界中に多くの愛用者とファンが存在するイヤホンメーカーです。同社の製品は骨伝導方式の完全なオープンイヤータイプであり、円滑な他者コミュニケーションが可能となる外音遮断が一切ない事が特徴、安全上の問題が起きづらい優れたイヤホンです。
OpenRun Pro
OpenRun Pro は、最新の第9世代骨伝導技術 Shokz TurboPitch™ テクノロジーを搭載、高品質なサウンドと、オープンイヤー型イヤホンで再現が難しい深みのある低音再生を実現しました。
また、連続再生時間は10時間、5分の急速充電サポート、ノイズキャンセリングマイクや、防塵防水IP55対応など、同社のフラッグシップとなるハイエンドモデルとなっています。
SPEC
製品名 | Shokz OpenRun Pro |
本体サイズ | 全長355 mm、高さ47 mm |
重さ | 28 g |
スピーカー | 骨伝導トランスデューサ |
周波数特性 | 20Hz〜20KHz |
スピーカー感度 | 105±3dB |
マイク感度 | -38dB±3dB |
連続再生時間 | 最大10時間 |
待機時間 | 最大10日間 |
充電時間 | 約1時間(5分の充電で1.5時間使用可能な急速充電対応) |
充電圧 | 5V±5% |
防水防塵規格 | IP55 |
スピーカーインピーダンス | 8.5Ω ±20% |
バッテリー容量 | 140mAh(Li-Polymer battery) |
Bluetooth | 5.1 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
最大RF出力 | 4dBm |
Bluetooth周波数帯 | 2400MHz – 2483.5MHz |
公式 PV
Shokz OpenRun Pro レビュー
パッケージと同梱物を確認
「OpenRun Pro」のパッケージは白基調にサイドが黒色、男性モデルが表面に印刷され、背面に製品写真と特徴などが英語で記載されております。個人的には女性モデルの方が嬉しいですが・・・
中箱は真っ黒で中央に「SHOKZ」のロゴがクール、蓋を開けると専用ケースがどーんって感じで、プロ仕様製品の雰囲気があります。
専用ケースの中に OpenRun Pro 本体と専用充電ケーブル、インナーボックスの下部にユーザーガイドなどが収められていて、構成はかなりシンプルです。
カラーとデザイン・質感はまぁまぁかな
OpenRun Pro の本体カラーラインナップは4色展開、僕は無難なブラックを選んだけど、他の色も淡い色合いでなかなか良い感じである。
本体に触れるとラバーな触感が特徴的、3つある物理ボタンもカチカチと適度なクリック感がある、とは言え高級なガジェットと感じるほどでもないわけだが、逆に安っぽさもまったくない。
操作方法 物理ボタンは使いやすい!
イヤホン本体の左側にはマルチファンクションボタンがあり、再生停止・曲送りや電話応答など、1~3回押しや、長押しなどで操作が可能となっている。
また、右側下部に音量ボタン、音量+は電源ボタンを兼ねていて2秒長押しで電源オン、3秒長押しで電源オフとなる、後方部の端子はマグネット充電となっていて専用ケーブルを近づけると磁石で引っ付く仕組み。
マグネット充電の使い勝手は悪くわないけど、専用ケーブルは賛否両論かも・・・
装着感は最高です
耳(正確にはこめかみ)に装着してみると、相変わらずのソフトな装着感である・・・ そして Aeropex よりもさらに自然で軽いつけ心地になっているように感じる、微妙にこめかみに当たる箇所の角度調整がされたのか? しかし Aeropex は無くしたので比較ができないのであるw
とにかく、この装着感を体感すると、耳に突っ込むイヤホンに対して少々嫌悪感を抱くぐらい・・・ OpenRun Pro 最高にして最大のセールスポイントは間違いなく装着感である。
激しめの運動であっても外れたりする事はまず起こらない、装着している事を忘れるぐらいに快適なのである。
難点をあえて上げるなら、ハイバックの椅子や、車の運転時に装着した状態で頭をヘッドレストに当てると OpenRun Pro の背部がヘッドレストに干渉して邪魔になることだ。
実は動画編集で Aeropex をよく利用していたんだけど、この現象が少し不快感だったんだよね・・ まぁ、本来はスポーツ用途だから特殊な使い方かもしれないですがね。。。
音質がかなり良くなった
さて・・ 骨伝導イヤホン最大と言っても良いウィークポイントとなる音質である。
なんでも、OpenRun Pro は、Shokz TurboPitch™テクノロジーを採用し、鮮明でクリアな中高音を実現するとともに、驚くほど深みのある低音を実現したそうだ。
結論を言うと、めちゃくちゃ音質は向上している、低音域の再現性は確かに上がっている、自然で変な癖がない、長時間聴いていても疲れない、これは相当良いよ。
ただし、骨伝導イヤホンの弱点となる音漏れは、音質向上に伴い上がっているような気もする、そして音量を上げるとこめかみがブルブル振動、若干不快に感じる、低音は、やはりカナル型に比べ劣ってしまうのも事実、全体的にいくぶんこもる音質ではある。
とはいえ、装着感や聴きやすさなどの点で、日常使いのイヤホンとしても OpenRun Pro は相当優秀であると言えそうだ。
ちなみに「Shokz」というスマホアプリがリリースされていて、「スタンダード」「ボーカル」の2種類のイコライザーモードの選択ができるんだけど・・・
機能が少なすぎて今後の更新に期待って感じでした。
他にも・・・ いろいろ機能あり
OpenRun Pro は、RUNと付く通りスポーツ利用を想定しており、防塵・防水となっているが・・・ 実は Aeropex (IP67)より性能が落ちて、プール利用のような完全浸水は不可となった。
夏にプールや海で泳ぎながら音楽聴く事はできないが、そんな使い方は相当レア、IP55性能でも雨や汗などはまったく問題はない。
良いと思ったのは、1時間で100%充電可能な急速充電機能、5分充電でも90分の音楽再生可能、フル充電では10時間連続再生可能、バッテリー切れで困ることはなさそうだが・・・ 充電ケーブルが専用マグネット端子ってのが地味に難点かな。
マイク入力のノイズキャンセリングは、昨今のリモートワークにおけるニーズから? 試していないので性能は不明だが、人によっては有用な機能だろう。
まとめ
最後に良い点と悪い点、そして僕の総評でまとめです。
最後に僕の総評だが、まず骨伝導イヤホンを検討しているのであれば、OpenRun Pro は買いである。
普段使いはもちろんだが、スポーツ時、車の運転時、テレワークやビデオ会議など、非常に有用、音質も十分に満足できるレベルに仕上がっている。
長時間の装着状態であっても気にならない(むしろ付けている事を忘れるw)僕が所有するイヤホンで最高の装着感、これを知ってしまうと他のイヤホンは使いたくなくなるのだ。
僕は仕事中と、動画編集時に使う事が多いんだけれど・・・ 夜にYouTubeの動画編集で、女の子のボイスを延々とスピーカーから流してるとヤバいでしょ?w 🤣
要するにめちゃくちゃ気に入っております。はい。
販売店情報
OpenRun Pro は、Shockz 公式サイト、大手量販店やAmazonなどのECショップにて購入が可能です。
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