ニトロです。
安価なウェブカメラをチェックしてみようの第4弾で一旦はここまで!
今回のレビューターゲットはTinzziフルHD 1080P 30FPSウェブカメラ、こちらの商品は2020年12月の時点でamazonウェブカメラ売れ筋ランキング9位に入っている商品でユーザー評価も高い一品となっております。
過去にレビューした安価ウェブカメラは3機種とも3,000円を切る価格でしたが、このウェブカメラは12月現在amazon販売価格は3,800円台になっており安価とは少し言いづらいかもしれません。
とはいえ、4,000円以下で購入できるウェブカメラなので、安価ウェブカメラレビューの最後に本商品をチェックして、後々にお薦めウェブカメラを決めていきたいと考えております。
それじゃあ、レビュー行ってみよう!
Tinzzi ウェブカメラの概要
Tinzziウェブカメラはamazonの商品登録日が8月27日となっており、概要などを調べると2020年の夏に発売されたばかりの比較的新しい商品です。
デュアルマイク内蔵で集音性能が高い、三脚がおまけで付属している。
デザインが良いね!
スペックと特徴をチェック!
仕様
画像センサー | 1/2.7.2MP |
焦点距離 | 1.5-5メートル |
レンズ | 4.0MM |
解像度 | 1920×1080ピクセル |
フレームレート | MAX30fps |
フォーカス | オートフォーカス |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 98.5×32.3×31mm |
質量 | 約110g |
特徴
HiSiliconのチップ、1080PフルHD、内蔵3Dデュアルマイク、オートフォーカス、 自動光補正、360度回転可能、特徴まとめだ。
三脚付属で多彩な設置方法が選択可能が推しポイントかな
オートフォーカスカメラに、デュアルマイクとノイズキャンセリングも搭載、映像と音質にこだわりつつも、価格を低く抑えたコストパフォマンス性を重視しているようだ。
パッケージ・チェック
パッケージは青と白基調のシンプルな箱で裏表が全く同じ印刷がされていた。文字は全て英語でいかにも海外製品といった感じ、付属品の構成はウェブカメラ本体に取扱説明書が英語・日本語の2種類、それと三脚が添付されていた。
三脚はあくまでもおまけ程度と考えた方が良い、あまり質が良くないぞ
細部をチェック
デザイン・質感
Tinzzi ウェブカメラ本体はプラスチック製のケースで質感を正直に伝えると安っぽい印象だ、以前チェックしたBUFFALOなどの同価格帯製品に比べて大きく劣るわけでもなく勝る点もないが、なんとなくチープな印象を持つ。
その原因なんだけど、おそらくブランドなどの銘板や機能を記したシール・印刷などが存在しないせいで、なんかのっぺりして無機質なイメージになっているからかもしれない。よく言えばシンプルで余計な物がないとも言えるんだけどね。
レンズ部は(HD)と刻印されたプラパーツを右側にスライドさせると出てくる。盗撮などのプライバシー蓋になっているので使用時にレンズを露出して使う構造で悪くはないんだけど・・・ 写真を見ると分かるが電源マーク(LEDで点灯する)に蓋が数ミリかぶっているのでなんとも雑な作りに感じてしまう。アイデアは良いんだけど詰めが甘いの典型みたいな感じだね。
部品にバリがあったりとか、見るからに質が悪いという事ではないけど、手に持って観察するといろいろ粗が見えてしまいます、まぁ実用上で問題になるレベルではないので僕が神経質なだけかもしれないけどねw
設置感
モニターに設置してみましたが見た目は悪くないです、カメラ自体もそれほど大きくないし、デザイン的に美観は損なわない、モニターからカメラ部が出っ張る事もないのでこの点については合格です。ただしモニター正面のフック部が大きいのでベゼルが薄いモニターだと確実にスクリーンに干渉します。
ニッパーなどを使ってスタンドフック部をパキパキ割りたい衝動が襲ってきますw
スクリーンにフックが被りすぎw
カメラ部は左右に首振りができるんですが、どこまで回るのか確認したら、360°どころかぐるぐる回りますwwww おそらく2~3回転させたら内部の配線が断線するんじゃないかと思いますが・・・・ さすがにロック機構が必要なのではないかと思いますがね。
逆にカメラ部は上下可動がほぼできません、正確に言うと5°前後の調整はできそうですが事実上調整不可と考えておいた方が良いです。モニター設置時は左右方向のみ調整可能です。
自由なアングルでカメラを設置したい場合は付属の三脚を使えば良いと思いますが、付属の三脚は机の上に置くには少し高さがありすぎて使いづらいです。また取り付ける際にネジが一緒に回ったりとか、質感もダイソーの100円レベルのチープさなので残念です。お手持ちのミニ三脚を使うほうが幸せになれると思います。
上下角度の調整はできない、スクリーンに干渉するし、三脚は使いづらいし・・・
なんか良い点が見つからないねwww
画質・マイク性能が一番大事です。
ウェブカメラなんだからデザインよりも画質と集音性能で勝負だ、これで起死回生してくれって事で確認します。
画質
まず視野角については超広角というほど広くはないが、ビデオ通話などで利用するには理想的な視野角で良いと思う、4辺の歪みもほどほどなので比較的自然な風景の撮影が可能だ。
オートフォーカス&露出も自動補正してくれるので設定不要で自然な映像が撮れるが、僕の率直な感想は多少暗めと感じたが、アプリケーション側で微調整が可能なので問題はないだろう。カクつきもないし応答性も良好、色合いも鮮やかで低価格のウェブカメラとしては高水準だろう。
写真の通り近接のフォーカスが合わないので文字などがぼやけてしまうのは欠点かもしれない。
マイク性能
デュアルマイクという事だが、ステレオ録音しているわけではなくモノラルで収録している、テストで映像録画した音を確認した限りはかなり良い音でクリアーに録音されている。ノイズキャンセリングの効果はイマイチ分からなかったが集音・音質の点もかなり性能が良い。
最近テストした低価格ウェブカメラの中では一番と言っても良いマイク性能だ。
結 論
このTinzzi ウェブカメラは、カメラ性能・集音能力の点については高水準の性能を発揮してくれた、自宅でテレワークや家族・友達などとビデオ通話など、一般的なウェブカメラ利用であれば満足のいくガジェットになるだろう。
しかし、残念なのが設置性の悪さで、モニターに引っ掛けるフックは昨今の薄型ベゼルモニターであればほぼ間違いなく干渉してしまう。それと上下方向にもう少し調整可能であれば設置性が向上し総合的なコストパフォマンスが高くなり最高の製品になったと言えるが、今後の改良で是非改善して欲しい点だ。
三脚利用・机上設置を前提とするのであれば、本機は画質も良好だし集音性能が高いので購入の選択肢としても良いだろう。
一言で言うとツメが甘い!
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