まいどニトロです。
ウェブカメラレビュー第3弾、今回もeMeetのプロ仕様?らしい「C980 Pro」をレビューいたします。
C980 ProはUSBによる簡単プラグアンドプレイ、カメラ・マイク性能の高さはもちろん、本体にスピーカーまで内蔵しちゃった全部入りウェブカメラです。
NitRo BlogではeMeet製ウェブカメラ2機種「eMeet NOVA」「C960」を過去にレビューしておりますが、今回はカメラ性能がほぼ同じである「C960」と比較をおこない評価してみようと思います。
これでeMeetのウェブカメラは全機種をレビューコンプリートです! 過去の機種レビューは以下からご参考にどうぞ!
ウェブカメラ「eMeet C980 Pro」について
eMeet C980 ProはWindowsやMACなどに接続して利用するウェブカメラ製品、SkypeやZOOMなど、コロナ禍により家庭内でも一般的となったビデオ通話アプリケーションなどで利用可能です。
一般的なウェブカメラと同様に本体にはカメラとマイクを内蔵、USBで接続するだけのプラグアンドプレイで利用可能なのはもちろん、なななんとスピーカーまで内蔵しちゃいました。
「eMeet C980 Pro」は、高画質映像撮影レンズ、4つの無指向性マイク、高音質スピーカーを搭載する事により、これ1台で全てを満たしてくれるプロユース向けウェブカメラと言えます。
特 徴
- 【200万画素&30fpsによる高画質】
フルHDレンズとプレミアム固定フォーカスで明瞭かつきめ細かい画質を実現、最大解像度: 1080p/30fp 有効画素数:200万画素 撮影画角:90°により、クリアかつ滑らか、会議室などでも広く全体の撮影が可能です。 - 【無指向性AIマイクを4つ内蔵】
デュアルビルトインの全方向マイクを4つ内蔵、無指向性で360°どこからでも音声をキャッチして、リアルで高音質な集音を可能にしています。 - 【スピーカー搭載】
本体の左右にステレオスピーカーを搭載、ビデオ通話に必要な機能を全て内蔵しているので余計な配線なども減らせてシンプルに設置可能です。 - 【各種OSに対応】
USB接続によるプラグアンドプレイ・簡単接続・給電が可能、Windows10以降、Windows 8、Windows 7、Mac OS10.10以降、Android 5.0以降、Chrome OSなどに対応します。 - 【多彩なビデオ通話アプリケーションに対応】
Skype、Googleハングアウト、Amazon Chime、Face Time for Macなどのビデオ通話をサポート。
スペック
最大解像度 | 1920X1080p/30fps |
有効画素数 | 200万画素 |
内蔵マイク | 360°無指向性マイクを4つ内蔵 |
スピーカー | 高性能スピーカー×2個 搭載 |
三脚対応ユニバーサルクリップ | ノートパソコン、LCD/モニター用、三脚取り付け可 |
カメラ画角 | 90° |
レンズ | 固定フォーカス・4層高性能光学・自動HD光補正 |
焦点距離 | 8cm~5m |
USB接続 | プラグアンドプレイによる簡単接続。 |
本体サイズ(実測値) | 幅157mm×高さ650mm×奥行き660mm |
本体重量(実測値) | 210g |
ケーブル長 | 1.83m |
サイズと重量は僕が計測した実測値なので多少の誤差はあると思います。
パッケージ内容
外箱
eMeet C980 ProのパッケージはeMeetおなじみの青と白の統一パッケージ外箱、上部にC980 Proのイラスと側面に機能アイコン、背面に英語による説明が記載されたパッケージです。
蓋を開ければ「Thank you for choosing EMEET」とユーザーへの感謝のメッセージです。
付属品
付属品は収納ポーチ・ユーザーマニュアル・安全の手引き・延長保証カード3種類の冊子で、ユーザー登録をすれば保証は1年延長(合計2年)となります、ユーザーマニュアルは7カ国語で記載され、日本語の記載もあります。
収納ポーチはC980Proにのみ付属している物でプレミア感があります、持ち運びには便利だけど、あまりカメラ本体を取り外す機会がないかもしれないですね。
質感と性能をチェック
今回もPCとMACに接続して動作を確認、ビデオアプリケーションはSkypeとLINE、Windowsのビデオアプリを使って映像や音質などをチェックしてみました。
質感
C980 Proを手に取り、まず感じるのは本体の大きさ、とにかくでかい。デカすぎる。笑 スピーカーが内蔵されているため、ウェブカメラとしてはかなり大型である。
本体は樹脂製でカメラ部はC960とは異なりフラットデザイン、本体正面の左右はスピーカーグリルでボディーサイズの影響もあるがかなりの迫力、マイク穴は本体上部に4箇所確認できます。
可動部はモニター上部に固定するためのスタンドが180°可動、カメラ部は約90°上下に可動、残念ながら左右の首振りはできません。
かなり大型デザインです
モニターに接触するユニバーサルクリップ部は擦り傷やズレ防止としてゴムで覆われており、下部の三脚穴周りにもゴムが貼り付けてあるので直置きでも安定です。
USBケーブルは本体から直に出ているのでケーブル自体の取り外しや交換ができない、これはC960もNOVAも同様の仕様だったけど、できれば改善して欲しい点かなと思います。
大柄で樹脂製ボディーなので若干チープに感じてしまうのが正直な印象、それよりモニター上部に設置した際にかなりの圧迫感を感じるのが気になるかも。
設置感
モニター上部にユニバーサルクリップを調整して設置するか、スタンド裏の三脚穴に三脚を取り付けて設置、または机の上に直に置くという設置になるが・・
モニター上部に設置する場合は、前述の通り本体が大きいので圧迫感と左右首振りができない事による画角調整に難ありといった感じ、またモニター引っ掛け部が約9mmなので極薄モニターだとベゼル干渉する場合があると思う。モニター上部に設置するなら大型モニターであれば違和感が少ないと思います。
三脚穴 モニター上部設置
設置方法のおすすめは、三脚を利用して好きな場所に置き、画角を調整する方が使い勝手が良いです。もちろん三脚を使わずに机の上などに直置きしても背面ゴムのおかげで本体は安定します。
磁石でレンズ部を覆ってプライバシーを守るカメラカバーが本体にストラップで取り付けてあるのが特徴だが、カメラの利用時にぶら下げる感じになるので使い勝手はあまり良くないと思います。無いよりあった方が良いぐらいな感じ。
映像
eMeet C980 Proのカメラスペックですが、4層光学レンズで画素数は200万画素、解像度は1920p×1080p、特徴的なのは90°の広角レンズで明るく広い撮影が可能という事です。
eMeet製ウェブカメラは広画角仕様のようで、C980 Proも90°の画角撮影が可能です。狭い部屋もとても広く見える映像が撮れて良いですが、反面見せたくないものも写っちゃう可能性があります。
映像についてですが・・・ 初期値だとコントラストが強め設定なのか陰影がハッキリ。凹凸感の表現は良いですが人の表情は疲れた顔に見えるかな?という印象です、多人数のビデオ会議用であれば立体感がでますが、パーソナルユースの場合は色調整したいなと個人的に感じました。
マイク
eMeet C980 Proにはマイクが4個も内蔵されていて、本体の上部を見ると4箇所のマイクが確認できます。マイク数が多い事でどれだけ集音性能が高くなるかは不明ですが、テストしてみると確かに音質も良いですしスムーズな通話ができました。
ただマイクは本体に対して水平に設置されていますので、左右方向の集音UP効果は期待できますが、前後についてはどれだけ効果があるのかな?って気はします。
自宅利用であればオーバースペックではないかと思いますが、騒がしい場所や、オフィスなどで利用するのであれば少しでも集音性能が高い方が良いとは思いますが、利用環境によっても判断が異なる点ですね。
内蔵スピーカー
一般的なウェブカメラにはスピーカーを内蔵した製品が少ないと思います、スピーカを内蔵する事でどのようなメリットがあるかと言うと・・・ ウェブカメラ1台でビデオ通話に必要な機器が全て整うという事につきます。
外付けのスピーカーを設置する必要がない、音質の悪いノートPCの内蔵スピーカーを利用する必要がないなどですかね。
音質を確認するために音楽の再生テストをしてみましたが、正直に評価すると普通の音質ですね。。。高音質ではありませんが、低品質とまで言えない、小型スピーカーですが十分な音量は出ます。
ただし、ビデオ通話による会話利用の場合はノイズキャンセルやエコーキャンセルをC980 Pro側でマイク・スピーカー両方をコントロールするので会話がスムーズになるという利点があります。
いずれにしても外部スピーカーが無い場合の保険的な機能と考える方が良さそうです。
まとめ
eMeet C980 Proの評価
eMeet製のウェブカメラ3機種をチェックしてきたが、C980 Proの良い点をあげるとすれば、ビデオ通話に必要な機器が全てC980 Pro1台で完了するということ。
ビジネスシーンおいては、より広くてリアルな映像撮影、360°どこからでも発言者の声をしっかり拾う高性能マイク、そして相手の音声をクリアーに再生するスピーカー、この3つの機能要件を満たしている製品はそれほど多くない、C980 Proはそんなビジネス用ウェブカメラとして真価を発揮するはずだ。
ただし、パーソナルユースの場合にはスピーカーは搭載していないが同等性能であるC960や、より取り回しがしやすいNOVAの方がコストパフォマンスが高いと思うので、価格差や性能を考えてチョイスすれば良いだろう。
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