ニトロです。
新型コロナの影響による半導体不足の影響もあるんでしょうが・・・ なにせ、最近の中華ゲーム機の値段が高いです。
中華ゲーム機って、大概の機種は中途半端で完璧ではないが故に、頻繁に買い換えてしまいたくなるという、ライフサイクルが短い地獄のようなハードですw
とはいえ、ハードの出来や性能的にも、最近の機種はかなり良くなっているので、お気に入りを見つけて長く愛用するスタイルに変わっていくのかもしれません。
そんな中にあって、ローコストで、性能も納得できる、これぞ中華ゲーム機と言える新型デバイス「Miyoo P60」が、いよいよ発売開始されそうなので、本記事にて軽くまとめてみました。
NitRo Vlog YouTube動画
この記事は、ニトロブイログのYouTubeチャンネル用に編集した「Miyoo P60」紹介動画を記事にして加筆、再編集しております。
動画もよろしければご視聴ください。
Miyoo P60 概要
Overview
「Miyoo P60」ですが、発売の準備は整っているらしく、早ければ2022年1月末には出荷開始されるのではないかと噂されています。
このデバイス、PocketGO や RK2020などを製造するメーカ(ファクトリー?)で生産されるようで、昨年にリリースされた PocketGO S30 は、台数こそあまり売れなかったとは思いますが、安価でビルドクオリティーも高い事から、コアなマニアに人気のある機種でした。
ブランドについて「Miyoo」なのか「BittBoy」で展開するのかは不明ですが、一定の品質が期待できるのではないかと思います。
デザイン
Design
さて、本体デザインですが、Miyoo P60 はゲームプレイがしやすい、オーソドックスな横型デザインとなっていて、見た目の印象は、RK2020や、RGB10のように、四角く無骨な感じに仕上がっています。
過去機種の中からだと、個人的には ZPG Pro のデザインに近い印象かなと感じました。
見た目で分かる前述で挙げた機種との相違点は、押し込みに対応した右のアナログスティックが存在する点ですが、この右スティックは、どうも配置的に GPD XP が抱えていた問題点と同じように、ABXYボタンの真下に存在するため、おそらく操作時に親指に干渉しそうな感じはします・・・
そして、ショルダーボタン(L1・2 / R1・2)は、本体上部に横配列されており、本体の薄さを実現するレイアウトで、凹凸がなくフラットに見えます。
おそらく慣れないと押し間違えちゃうんじゃないかとみています、RK2020 も横配列でしたが、段差のあるデザインで操作性はだいぶ良かったんですよねぇ。
注目のスクリーンは、IPS 4インチのタッチスクリーンを搭載、解像度は 800 × 480 WVGA となっており、Android 9 を搭載した機種となるようです。
レトロゲームが目的であれば、アスペクト比は割と良いんじゃないかなと思いますし、数多く存在する3.5インチモデルよりも画面が多少大きくなり視認性が向上し、携帯する場合もコンパクトなサイズが維持出来ているのは非常に良い点だと言えます。
スペック
搭載するSOCは「MediaTek Helio P60」搭載メモリーは3GBのようです、
このチップの性能について詳しい事は分かりませんが、一部の低価格スマホなどに採用されており、それなりの性能は発揮するようで、GPUに採用されている「Mali-G72」は、ゲームキューブを実行するエミュレータアプリ「Dolphin」などの高速動作に期待がもてます。
いずれにせよ、ハイエンドスマホ機種ほど、パワフルなものではありませんがRK3326などに比べれば、はるかに優れたパフォーマンスを発揮する事は間違いなさそうですね。
前述の通り搭載するOSは Android 9 である可能性が高く、画像を見るとおなじみATVランチャーが動作しています。
Wi-Fi は内蔵していますが、イヤホンジャックの穴は画像から見つけられません。そして内蔵スピーカーはモノラルで間違いないでしょう。おそらく Bluetooth には対応しているのではないかと思いますので、無線イヤホンが利用できるのではないかと思います。
充電・入出力ポートは USB-C 1ポートに、マイクロSDカードを1枚だけ挿入が可能です。搭載するバッテリーは 4000mAh のようです。
スペック的には、分類するとチープ機種のカテゴリーになるかもしれませんが、現状で要求される一般的なエミュレーション性能のニーズは満たしていると思いますし、細かい部品レベルのコスト削減と、程よい性能にすることで、価格を抑えているのではないかと思われます。
価格
Price
Miyoo P60 の価格ですが、現在ネット上の情報では $130 ~ $140 になるのではないかとの事で、日本円に直すと、だいたい1万5千円前後ではないかと思います。
この価格が高いか安いかについては、人により感覚は異なると思いますが・・・ おもちゃとしては少し高く感じるものの、デバイスとしてのコストパーフォーマンスは意外と良さそうだなと個人的に思います。
なにせ最近の中華ゲーム機は、2万円以上するのが当たり前になっていますし、UMPCだと10万円以上になりますからね。
妥協できるギリギリの性能と、手に入れやすい価格のバランスコストパーフォーマンスを考慮するなら、Miyoo P60 は購入選択肢に入るのではと思います。
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