ニトロです。
先日、KIMO製の12Vシリーズ電動ドリルドライバー「QM-1005A」をご紹介しましたが、今回は20Vシリーズの電動ドリルドライバー「QM-T20」をレビューいたします。
12Vシリーズの工具よりもパワフルとは思いますが、機能の差、どちらを選択するべきかなども合わせてチェックしています。以下の12Vシリーズ「QM-1005A」のレビューも参考にして購入の際はご検討いただければと思います。
なお、今回の記事は『KIMO』さまより商品サンプルをいただき、実際に利用した感想を元にレビュー記事を作成しております。
KIMOについて
『KIMO』は低価格な電動工具ブランドですが、電動工具のラインナップがかなり豊富、各製品のバッテリーはシリーズで共通化されているので、電動工具を揃えようと考えているのであれば、大手製品よりも安価に一通りの工具が揃える事が可能です。
ラインナップは「20Vシリーズ」「12Vシリーズ」に分かれており、どちらかのシリーズに決める判断が必要と思います。もちろん交換用バッテリーの入手が可能です。
製品ラインナップは公式サイトをチェックしよう!
KIMOドリルドライバー QM-T20
KIMO 20Vシリーズ工具『ドリルドライバーQM-T20』は、20Vのハイパワーバッテリー、多機能でありながらリーズナブルな価格を実現した電動ドリルドライバーです。
ドリルドライバーとは
インパクトドライバーとは異なり、先端部分が回転する機能のみでパワーも控えめだが、回転スピード調整や音も静かだ。
家庭内のDIY、初心者の人が最初に手に入れるべき基本工具だね。
QM-1005Aスペック
ブランド | K I M O |
電源 | 2000mAhリチウムイオンバッテリー(充電式) |
電圧 | 20V(40W) |
トルク | 35N・m |
回転速度 | 毎分1350(最高) |
商品サイズ | 19cm x 6cm x 20cm |
商品の重量 | 1.45 kg |
充電時間 | 90分 |
最大稼働時間 | 2時間 |
付属品について
KIMOドリルドライバー QM-T20の外箱を開梱すると、布製の収納バッグが入っている。本体を含む全ての付属品はこの収納バックに収められていた。
本体と取扱説明書
本体はKIMO製品統一カラーとなっている緑と黒のツートンで、バッテリーは本体に取り付けられていた(本体の詳しい機能や使用感などは後述)。取扱説明書は全て日本語で記載されているので安心、基本的な操作方法も理解できる。
バッテリー&充電アダプター
20V 2000mAhのリチウムバッテリーは20Vシリーズの電動工具に共通利用が可能、充電アダプターももちろん共通利用可能だ。バッテリー手前のボタンはロック解除のリリースボタン。
ビットセット
ドライバービットは32本とビット延長アダブターがゴム製の収納に収まっている、またドリルビットは9本(QM-1005Aは7本)も付属、さらにフレキシブルシャフトまで付属しているので当面は追加でビットを買い足す必要はなさそう。
収納バッグ
収納バッグは布製で内部には2箇所メッシュポケットがあるのでビットなどを仕分けて収納ができる。
一般的に電動工具はハードケースの場合が多いが、布製の方が取り出しやすく場所を取らないメリットもある反面、保管の際に上部に物を積めないなどのデメリットもある、どちらが良いとは一概に言えないし、人により好き嫌いがあるだろう。
特徴
KIMO QM-T20の特徴は以下の通りだ。
1台3役
先端のダイヤル操作により「ドリル+ドライバー+ハンマー」のモード切替が可能、1台で3役の利用ができちゃう。つまりインパクトドライバーとしても利用が可能という事です。
21段トルク
21+3段階トルクで最大35Nmの細かな出力調整が可能、木材・金属など、様々な素材に対応ができるので使い勝手・作業の幅が広がる。プロスペックですね。
2段ギア付きの無段階変速
本体上部のレバー操作で回転スピードを2段階で調整が可能、高速と低速を切り替えて作業に合わせた速度調節ができます。トリガーを押す力加減で無断変速もできるので繊細な作業ができる。
LEDライト搭載
LEDライトも当然搭載しているので暗所の作業性は問題なしです。
取り扱いが簡単・豊富な付属品
ビット取り付けは先端を回転させて締め付けるキーレスチャック、レンチで締める作業は不要、付属のビットやドリルが豊富でフレキシブルシャフトまで付属している。
そして、バッテリーは充電90分で連続使用2時間のロングライフバッテリーなので作業中断の煩わしさから開放されますよ!
細部チェック
KIMO QM-T20の第一印象ですが、見た目は黒と緑でいかにも工具といった感じ、部屋ではなくガレージにある方がしっくりくるいかにも道具です。
20Vという事でかなりハイパワーな製品ではありますが、本体自体は比較的小型ですし、重量も適度な重さで取り回しはしやすいです。
比較的小型な本体 ラバーグリップ
手に持つと重量感は感じますが、重心は保たれているのでネジ締めや穴あけで軸がズレたりはしないでしょう。グリップ部は滑り止め防止効果のあるラバー素材なので適度なグリップ感が得られます。
トルク・モード調整 回転スピード調整 LEDライト
トルク調整ダイヤルは21段階でかなり細かい調整が可能、回転スピードはレバーで2段階の調整が可能です。またトルク調整部に、ドリル・ドライバー・ハンマーのモード変更ができるダイヤルがあるので、インパクトドライバーとして利用する場合はハンマーモードにすれば打撃も与えられます。
LEDライトは下部バッテリー取り付け部と変わった箇所にありますが、輝度も明るいので実用上の問題はないです。
バッテリーは2000mAhとそれほど大容量ではありませんが小型なので本体の軽量化に貢献しています。90分の充電・2時間動作との事なのでよほど連続した作業をしなければ実用的なレベルです。ガンガン使いたいなら予備バッテリーを購入すれば連続で作業する事が可能になります。
グリップ部の上部・本体左側にはバッテリーレベルを確認するインジケーターがあり、トリガーを引いた時に確認が可能です。
まとめ
12Vシリーズの「QM-1005A」と、今回レビューした20Vシリーズ「QM-T20」、どちらも電動ドリル・ドライバーであり、性能的にも価格的にも大きな差はありません。
違いをまとめると、「QM-T20」の方がバッテリー保ちが良い、パワーが強い、付属ドリルが2本多いぐらいです。
どちらがお薦めかと言われると困りますが、たまに工具を使う事がある・常備工具として購入したいという事であれば、12Vシリーズの「QM-1005A」を、DIYが好き、これから趣味としてやっていきたいという本格志向であれば20Vシリーズ「QM-T20」をお薦めします。
気をつけないといけない点として、バッテリーの共用ができませんので、12Vと20Vのどちらかに決めたら、決めたシリーズで工具や予備バッテリーを買い足しする必要があります。
今回ご紹介したKIMO 20Vシリーズ・ドリル・ドライバー「QM-T20」は、取り回しがしやすく小柄で重量も軽いのに、力はパワフル、インパクトドライバーとしても使える多機能な商品であり、さらに価格も安いわけですからほぼ満点です。
KIMOで電動工具を揃えようと思うなら20Vシリーズがお薦めだな。
だけど12Vシリーズは比較的安価・性能もそれほど変わらないよ!
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