ニトロです。
新機種の中華ゲーム機を入手して、ブログや、YouTubeでレビューしたい気持ちはありますが・・・ いかんせん、お金を出してまで欲しい機種がありませんです。
いや、あるにはあるけど、高額すぎるのは買えないですw
さて今回は、日本でも結構売れているらしい、Android 中華タブレット「 ALLDOCUBE iPlay 40 Pro」をレビューいたします。
中華ゲーム機もOSはAndroidに移行していますし、スマホもタブレットも、中華製品の性能がえらく向上しています。ゲーム専用機とスマホ・タブレットの価格差がないのであれば、オールマイティーに利用できるAndroidタブレットを選択するのも一考の価値ありです。
今回もサンプル提供は Banggood さんです。
ALLDOCUBE社 について
ALLDOCUBE は、2004年に設立された深センの家電メーカーで、Androidタブレット、PC、MP3・MP4プレーヤー、電子書籍デバイスなどをラインナップしています。日本でも高品質なタブレットやPCを展開しており、安価でありながら、ワンランク上の性能で人気があります。
ALLDOCUBE iPlay 40 Pro について
製品概要
ALLDOCUBE iPlay40 Pro は、最新のAndroid11を搭載し、2K画質の高精細フルラミネートディスプレイ、UNISOC T618オクタコアCPU、メモリー8GB、内蔵ストレージ256GB と、スペック的には限りなくハイエンドと言える高性能なタブレットありながら、価格は約3万円で購入ができてしまうコストパフォーマンスに優れた製品となっています。
スペック
OS | Android 11 |
---|---|
CPU | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 10.4インチIPS(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | B1/2/3/5/7/8/20/28AB |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDまたはSIMどちからのみ) |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 6,200mAh |
スピーカー | クアッドスピーカー搭載 |
サイズ | 246.7 × 156.5 × 8.2 mm |
重量 | 450g(実測) |
公式のスペックは上記の通りだが、AnTuTuベンチマークのスコアは24万点以上との事なので、ウェブ閲覧や、メディアプレイヤーとしてはもちろん、ゲーム機としての性能も相当に優秀なスペックとなっています。
内蔵ストレージは256GBと低価格な製品とは思えない容量、デュアルSIMカードに対応しており、クアッドスピーカーを搭載して音質にもこだわっているようです。
まずは添付品の確認
外箱
外箱は黒字に銀色でALLDOCUBEのロゴや文字が印刷されたシンプルな物でした、背面には会社名やQRコードなどのシールが貼られているだけです。おそらく、同サイズのタブレット製品と共用しているのではないかと思われます。
ちなみに、今回はBanggoodから直接入手しましたが、技適マークがパッケージに印刷されており、コンプライアンス意識の高い方にも安心な製品となっておりますw
付属品
添付するアクセサリーは、ACアダプターと、USB-C 充電ケーブル、SIMピンの3種のみとシンプルです。写真は海外仕様のACアダプターですが、Amazonなどで購入すれば日本仕様になりますし、Banggood で購入すると変換アダプターをおまけで付けてくれます。
取扱説明書は多言語のマニュアルですが日本語表記もあります。とはいえ、記述はあっさりしていますので読む必要もないです。
内容物一覧
外箱内の緩衝材は黒い紙製のボックスで仕切られていて、高級感はあまりありませんが見た目には綺麗に収まっていて収納状態は悪くない感じ。中央下部にACアダプターと取扱説明書が収められています。
本体をチェック
デザイン
箱から本体を取り出した感想は「軽い!」だ、そして、ビニールから本体を取り出して手に持った感想は「悪くない!」だw
iPad Pro 10.5 と比べると若干厚みがあるが四辺がカーブしているのでそれほど厚みは感じない、iPlay 40 Pro は重量が軽く小型で持ちやすくサイズ感はとても良いと感じた。
電源ボタン、ボリュームボタン、SIMスロットは縦に持った時の右側にまとまっていて、縦持ち時の上部中央にUSB-Cポートがある。
バックパネル材質はプラスチックだが、見た目にチープな感じはなく、所有している AmazonのFire HD 8 と比べれば圧倒的に質感が良い。
iPadと同等とまでは思わないが、3万円のタブレットの割にはデザイン的にも質感的にもしっかりしていて満足感は高いだろう。
スクリーン
iPlay 40 Pro のスクリーンは、10.4インチIPS液晶 解像度は2,000 × 1,200 との事で、文字表示などの繊細さに関して言えば、普段iPad Proの表示に見慣れている僕が見ると若干の粗さ、色合いが白っぽく不自然な印象をうけてしまうのは事実だが・・・
仕事で色の正確さが必要であるなど、特殊な使用環境でない、一般的な利用においては綺麗と感じるレベルではないかと思う、価格を考えれば納得といった感じだ。
それでも最大輝度はもう少し調整ができた方が良いと思う。
ちなみに、中華端末らしく保護フィルムがデフォルトで貼り付けられているが、このフィルムは質の悪いアンチグレアで、傷が付きやすいので張り替える方が良い気がする。
音 質
横持ちにした場合に左右上下にスピーカーが内蔵されているクアッドスピーカー、ステレオ感や音の広がりはあるのだが、音質的にはイマイチだ。
中低域が弱く、高域がキンキンと響くので疲れてしまうので、長時間の映画鑑賞や、音楽視聴の場合はイヤフォンなどを使う方が良いだろう。
YouTube 観たりゲームするぐらいであれば、それほど気にならないとは思うが。
カメラ
家の中で適当に撮影したサンプルは以下の通り。
白っぽく映るし、深度表現は厳しい、ノイズものるけど、多少加工すればブログなどで利用できるレベルなので、さっと撮ってSNSでシェアするとかの用途には全然OKですね。
動画も撮れるけどおまけ程度の機能と思った方が良いです。
一般的な使用感
顔認証によるロック解除が可能、顔登録があっという間で驚いた、ロック解除は便利ではあるが、認識してくれない事も稀にあった、指紋認証はなしだ。
WEBブラウジング時のスクロール追従性は概ね良好、表示・読み込みも早いと思うが、リフレッシュレート問題なのか、普段利用しているiPadや、iPhone、POCO X3 Proに比べると若干ガクガク感を感じる。
Androidゲームをいくつか試したが、ほぼ快適動作、動作重めの原神はデフォルト設定でたまにカクつく事があるが、プレイに大きな支障は出ない。僕のようなライトゲーマーの場合は、大きな不満は出ないレベルだと思うが・・・
関係ないけど、原神を初めて遊んでみたけど面白いね、これw
エミュレータの動作
手持ちのゲームコンソールタイトルを試した限り、かなり快適に動作する。
PSP で動作が重たいゲームタイトル GOD of War を試した限り、たまにカクつく事もあるが、プレイに支障が出るほどでもない。
前回レビューした POCO X3 Pro と比べると、iPlay 40 Pro の方がゲームタイトルによってはモッサリ感はあるが・・・ とはいえ、Bluetoothコントローラを接続してスタンドに置いて遊ぶ事ができるし、画面が大きく没入感が高くゲーム自体が楽しくなるのは間違いない。
PS2 のエミュレータも試してみたが思っていたよりしっかり動作する、ゲームタイトルによるとは思うが、レトロゲームエミュレータとしてのデバイスとしては優秀な部類と言える。
楽天モバイルSIMは利用不可?
かなり問題な点がこれ
SoftBankのSIMを刺してみところ、設定不要でインターネットに接続、電話も掛ける事ができた、しかし楽天モバイルSIMの場合は「Rakuten」表示と、上部にアンテナのアイコンは表示するものの、通信も通話もできない。
前機種の「iPlay 40」では、設定により楽天モバイルが利用できるというブログ記事などもあったが、同じ設定をしても 「iPlay 40 Pro」 では通信できなかった。
「iPlay 40 Pro」でも楽天モバイルは使えるというレビュー記事もあったが設定方法などの記述もないし・・・ Amazon レビューを確認しても接続ができたという報告はない、おそらく使えないと思った方が良さそうだ。
とにかく、SoftBank SIMであれば問題なく利用ができるのは間違いないが、楽天モバイル利用が前提であれば、この機種は避けた方が良い。
逆に楽天で利用できるという人がいるならやり方を教えて欲しいです。
まとめ
最後に簡単にまとめです。
中華タブレットを初めて入手したので 「 ALLDOCUBE iPlay 40 Pro」は、今後の同カテゴリーレビュー時のベンチマーク機種になると思います。
個人的に良いと思った点は iPad mini より少し大きいサイズ感と重量、携帯性と処理性能が高いため実用性も高く、普段の持ち歩きタブレットに正式採用しようと思います。
そして、安価なので扱いに気を使わないで良いってのは最高です。
楽天モバイルSIMが利用できない(っぽい)のが最大の駄目ポイントですが、僕はそもそもSIM入れる気がないので良いんですけど、購入される方はちゃんと確認した方が良いと思いますよ。
いずれにしても、携帯できるメディアプレイヤー・ゲーム・エミュレータ・デバイスが欲しいのであればお薦め機種ではないだろうか。
ブラウザ・ゲーム・エミュレータなどの動作映像は、
YouTubeにてレビュー動画を公開予定です!
評価は辛めの星3としておきます。
ユーザー投稿
多種多様な泥機がでてますが、やはり総評は「悪くない」の一言につきますね、tabのエミュ機化は一度はやってみるものの速攻で飽きちゃいます W
微妙なスペックの泥中華携帯機の流れになっていきますが いまいち気持ちが熱くならないです。
ぶっちゃけ、同じ気持ちですwww