PB Tails CRUSH Silver Ghost 禁断の金属製ゲーム・コントローラー?

Game Device
この記事は約9分で読めます。

お久しぶりです、ニトロです。

さて、ARCHISITEさんから、ヘンテコ?なゲームコントローラー(PB Tails CRUSH Silver Ghost)の紹介依頼がありましたので、久しぶりのガジェットレビューです。

それで、これ、なにが変?なのかと言いますと、ゲームコントローラーなのに重たいメタルボディーを採用している点なわけです。

軽いほうが良いに決まっているゲームコントローラーを、わざわざ金属ボディーにして重くしてしまうという、どう考えてもおかしな製品だと思いますが・・・

そんなわけで、使用してみて感じた率直な感想などをお伝えいたします。

PB TAILS ゲームコントローラー

ゲームコントローラーメーカー「PB TAILS」は、2020年に設立されたばかりの新興メーカー、主にゲームコントローラーを主力とした多くの製品を販売しています。

操作性が良いことはもちろんですが、デザインに対するこだわり「クール」であることを信条とした製品開発をしているようです。

なお「PB TAILS」製品の日本販売は、ARCHISITE総代理店となって展開、日本のAmazonにて購入可能となっております。

 

 

CRUSH Silver Ghost 開封

今回紹介するのはゲームコントローラー「PB TAILS CRUSH」シリーズ、その中で異彩を放っている「CRUSH Silver Ghost」です。

アウターボックス

化粧箱は、光により虹色に変化する綺麗なパッケージになっていて、豪華な感じを演出しています。

収納ボックスは白地に黒、サーキットをイメージした本体のイラストに、付属品など簡素に記載されていました。

箱を開けると専用の収納ポーチがドーンと入っていて、マニュアル以外の本体や付属品はこのポーチに収納されています。

付属品

さて、付属品ですが、長さは約150cmのUSB-A to Cケーブルに、ユーザーマニュアル交換用ジョイスティック(ゴム製)、それと小さいクリーナーウェスが付属しています。

USBケーブルは微妙に短いかなって気もしますが、材質が繊維?布っぽい材質で、折れ癖は付きづらく、使い勝手は良さそうです。

マニュアルは日本語もしっかり対応、設定方法などは理解しやすいです。

専用ポーチ

専用ポーチはシャンパンカラーのゴージャスな見た目、蓋側にはポケット、中央下部に予備のジョイスティックキャップなど収納ができます。コントローラー本体の保管や持ち運びに便利なものです。

 

仕様&対応コンソール

公式仕様

以下は公式の公開スペックです。

商品名CRUSH Silver Ghost
ボタン配列X-BOX レイアウト
接続方式Bluetooth 5.0 / 有線接続
対応モードX-INPUT/ D-INPUT
振動機能あり
(振動レベル調整はスイッチ接続時のみ有効)
内蔵電池リチウムイオンバッテリー 860mAH
電池寿命最大10時間
加速度センサーあり
6軸ジャイロセンサーあり
本体材質メタル
本体サイズ(縦×横×高さ)約 103×156×95mm
本体重量約 348g
梱包サイズ(縦×横×高さ)約 167 x 206 x 90mm
梱包重量約 657g
対応機種PC、Steam、Switch、Android、iOS、Raspberry Piなど
※PlaystationやXboxシリーズはNG

専用ソフトウェア提供はなし

専用ソフトウェアの提供はありませんが、ファームウェアのアップデートや、デッドゾーン設定キャリブレーションなど、最低限の調整は可能となっています。

ポーリングレートは500Hzとのこと、プロ向けというよりはエントリーモデル、主にNintendo Switch用途にターゲットを向けている製品なのかななって感じです。

 

CRUSH Silver Ghost デザイン・特徴

Nintendo Switch プロコンに準拠

デザインは Nintendo Switch プロコントローラーに似ていて、フェースボタンのレイアウトもプロコンとほぼ同じ位置です。

形状の異なるトリガーボタンを除き、プロコンに似た握り心地と操作感を実現していて、ボタン位置の違いによる誤操作が起きず違和感はあまり感じません。

但し、ABXYボタンはSwitch配列ではなくX-BOX仕様の印字のため、Switchで使用する場合に違和感が生じます。ちなみに外装がプラスティック製となるノーマルの「CLUSH」RUBY & AZURITEカラーモデルであれば、ABXYボタンはSwitch配列仕様となります。

コントローラーからSwitch本体の電源オンにも対応です。

メタルボディーは重たい・・・

CRUSH Silver Ghost の最大の特徴は、外装(おそらく上部外装のみ)にメタル素材を採用していること、質感が非常に高く、見た目はゴージャス、手に伝わる感触も良好ですが・・・ Switch純正プロコンよりも100g重く、重量は348g(実測353g)とヘビー級です。

一般的にゲームコントローラーの重量は軽いほうが操作がしやすいですが、多機能なVader4 Proでも268gですし、さすがに重量は重すぎると言わざる得ませんね。

とは言え、ある程度の重量がある方が操作しやすいという人もいるかもしれませんし、ゲームタイトルによっては有利になる場合がある?とは思いますが・・・

マグケース設計が新しい

「CRUSH」シリーズの特徴は、コントローラー部の上部外装がマグネットで張り付いて固定されており、簡単に脱着可能になっていること。

コントローラーのサイド部の隙間に爪を立てて引き上げれば、簡単に取り外して別カラーのマグケースに換装可能になっています。

色違いのCRUSHコントローラーを購入する、またはマグケースのみ別途で購入(PB TAILS 公式ショップで購入できるみたい)すれば、容易にカスタマイズが可能。

これはちょっと楽しいし、家族が多い家庭なら色分けができて便利かもしれないです。

ちなみに、Silver Ghost の重たい金属ケースをプラスティック製のマグケースに取り替えれば、約80g軽量化できます・・・ まぁ、わざわざ高価なSilver Ghostを購入する理由が無くなっちゃいますけどね・・・

RGBライティング設定

ゲーミングデバイスではお約束って感じのライティング機能もあります。

Tボタンを押しながら左または右スティックの操作で本体株のLEDやボタンカラーを任意に変更可能、またTボタンと「+ーボタン」で照度変更ができます。

他にも色々なライティングモードがありますが、詳しくは動画をご視聴ください。

一度設定したら頻繁に変更することはない気もしますが・・・・ まぁ、マグケースと合わせたカラーカスタマイズができるので、それなりに楽しいギミックではないかと思います。

 

操作性について

各ボタンの操作性

ABXYボタンはメンブレンでクリック時の音が少しだけ大きいけど操作性は良好な部類かと思います、十字キーは軸の高さが低いし、少し硬めで押し込み操作時にぐにゃぐにゃしているのがイマイチです。

ジョイスティック/トリガーはK-SILVER製ホールエフェクトドリフト現象が起きづらいとのことですが、実際に操作時の反応は良い、リニアな動きで操作性良好です。

Switch純正プロコンに比べると、少し本体に厚みがあるのと、トリガーの感触が異なるなど、多少の違いはありますが、プロコンを愛用している人に好まれそうな操作感かと思います。

ただし、CRUSH Silver Ghost の金属マグケースは重量が重く、スプラトゥーンのジャイロ操作では機敏な反応がしづらいですし、長時間のプレイでは腕が疲れます

拡張ボタンはなし、連射機能はあり

このコントローラーは背面に拡張ボタンがなく、トリガーストップボタンもないです、良く言えばシンプルだし、悪く言えば物足りないです。

多機能なゲームコントローラーが欲しいのであれば候補からは外れますが、Switch用であればグリップや操作感に違和感が少なく、ライティング効果と連射機能が使えることがメリットと言えます。

ターボ機能はTボタンを押しながら設定したいボタンを押すだけです。解除操作は同様に操作をおこなうか、全解除であればTボタン+L3を押せば解除で、とても簡単に設定操作ができます。

ただし、連射機能はオン・オフのみで、連射速度調整などの細かな設定はできません。

金属ケースは通信瞬断が起こる

金属製のマグケースの見た目は良いですが、重たいのがデメリット・・・ だけなら良かったんだけど・・・ 重大な問題としてBluetooth接続がかなり不安定になります。

Switch本体との距離が離れたり障害物があると通信はかなり不安定です。マグケースを外すと安定するので、明らかに金属製マグケースが起因しているようです。

僕がテストした環境だと、机の上にSwitch本体とモニターで、1メートルも離れていない机の前の椅子に座った状態でたびたび通信瞬断が起きます。

さすがにこれは操作性以前の問題で、回避する方法はマグケースを外すか有線接続にする事だけど、流石にこれはないなぁ・・・ と、思います。

 

総 評

Switch用なら良コントローラー

グリップ性、ボタン・ジョイスティックなど操作性は悪くないし、ビルドクオリティも良いです。マグケースで複数カラーをSwitch用にコントローラーを揃えたいのであれば悪くはない選択と思います。

ライティングや連射機能など、シンプルな操作性で設定ができるので、ライトユーザーであれば不満に感じる点はないでしょう。

ただし、PC用途の場合は、拡張ボタンがなく詳細設定ができるソフトもないので、FPSなどの多ボタンを使うゲーム用には向きません。

CRUSH Silver Ghost はお勧めできません

メタルケース「CRUSH Silver Ghost」についてですが、最大の特徴である金属筐体が原因で通信が不安定になる問題が確認できたのでお勧めしません。

もちろん、カスタマイズ用途、ディスプレイ用(そんな奴いるのかしら?)なら検討しても良いけど・・・ 価格はAmazonで13,480円と、ノーマル版の約2倍とかなり高価です。

購入するならノーマル版がお勧めです。

購入先はこちら

PB TAILES CRUSH ゲームコントローラーは、Amazonにて販売されています。

ユーザー投稿

タイトルとURLをコピーしました