ニトロです。
プレビューとも言える GPD XP の感想記事を公開しましたが・・・ じっくりコトコトレビュー記事を作成しました。
結論としては、超超超気に入ってますので、僕のメイン機種は GPD XP に決定ですw
残念ながら持ち歩きには向いていませんが、デスクの上に置いておくと僕の貴重な時間を奪っていく、麻薬のようなデバイスです。
Banggood クーポンの配布
さて、本編の前に・・・
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GPD XP の概要
GPD XPは、6.81インチのスクリーンを実装した、世界初のモジュール式コントローラーを搭載したAndroid11ゲーミングデバイス。
特徴
カスタマイズ可能な専用ソフトウェア、デュアル4GのSIMカード対応、最大2TBのメモリーカード対応、最大12時間駆動のバッテリー、そして何よりも特徴的なのは、取り外し可能な右側のモジュール式コントローラー。
これは、「XBOX コントローラー」「FPS コントローラー 」「MOBA コントローラー 」の3種類が付属しており、プレイするゲームに応じて付け外しが可能、ゲームプレイに極限まで特化したと言えるデバイスとなっている。
スペック
以下、公式スペックから主要な仕様を抜粋して記載しました。
システム | Android 11(GPD Metro UI) |
---|---|
ディスプレイ | 6.81インチサンスクリーン(1080*2400) IPS液晶(フルラミネーション) 静電容量方式 マルチタッチ(最大10点まで対応) |
カメラ | 前面 シングルレンズ ISP:5.0MP |
CPU | MediaTek Helio G95 8コア 2×ARM Cortex-A76 @2050MHz 6×ARM Cortex-A55 @2000MHz |
GPU | ARM Mali-G76 MC4 @900MHz |
RAM | 6GB LPDDR4x |
ROM | 128GB UFS 2.1 |
拡張容量 | 最大 2TB |
冷却方式 | シングルファン アクティブクーリング |
スピーカー | AAC最高級ステレオ ウルトラリニア スピーカー |
バッテリー | 7000mAh リチウムポリマー電池 |
SIMカードタイプ | デュアル SIM(SDカード挿入時にSIMは1枚) |
無線LAN | 2.4G/5GデュアルバンドWi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
インターフェイス | 1 × 3.5mmヘッドフォンジャック 1 × USB Type-C 2 × マイク端子 |
センサータイプ | 重力センサー/ジャイロスコープ/コンパス |
本体の長さ | 約233mm(Xbox コントローラー ) 約216mm(FPS コントローラー ) 約205mm(MOBA コントローラー ) |
本体の幅 | 約83mm |
本体の厚み | 約18mm(本体の厚み) 約41mm(ロッカーからグリップまでの高さ) |
本体重量 | 370g(Xbox コントローラー ) 350g(FPS コントローラー ) 330g(MOBA コントローラー ) |
GPD XP の AnTuTu ベンチマークスコアは31万点、ハイエンドスマホに比べると若干控えめな感じではあるが、現時点では重たいゲームであってもプレイに支障がでない性能と言える。
内蔵ストレージは128GB、デュアルSIMスロットにSDカードの挿入が可能で最大2TBに対応しているので、ストレージの容量に問題は起きないだろう。
他にも、音質の良いステレオ リニアスピーカー、 7000mAh の大容量バッテリー搭載など、快適なゲームプレイをおこなうために開発されたゲーミングデバイスとなっている。
まずは開封!そして付属品を確認
外箱は・・・
GPD XP の外箱、かなりサイズが大きいです。何故かと言うと、箱の上部に GPD XP 本体が収納されていて、下部側にアクセサリーが収納されている重箱スタイルになっているから。
今回は中国から輸入したわけだが・・・
写真の通り外箱が大きいが故にか? まぁ、外箱の痛みは結構残念な感じではありましたが・・・ この重箱はしっかり製品を守ってくれているようです。
内部に破損はなく、本体も壊れていませんが・・・ 中国輸入ってのは、だいたいこんなもんだと思っておいた方が良いわけです。
外箱が大好きな人にとっては悲しい気持ちになりそうです、まぁ、日本の Amazon からこの状態で荷物が届いたら返品する可能性が高いですねw
付属アクセサリーは標準仕様
さて、添付アクセサリーは、SIMピン、保護フィルム、ACアダプターと、USB-C 充電ケーブル、取扱説明書、と一般的な構成です。
SIMピン 保護フィルム ACアダプタ USB-C to USB-C 充電ケーブル
取扱説明書は中国語、英語、日本語の3カ国版となっていて、広げると大きな紙に印刷されているので視認しやすく読みやすくなっています。
コントローラモジュール
本体右側の脱着可能なコントローラモジュールは3種付属しており、開封時にはボタンが無い「MOBAモジュール」がセットされ、他の2種は重箱下部に収められています。
GPS XP 本体 MOBA モジュール
ボタンの無い「MOBAモジュール」は持った感じ重量を感じて、磁石部品もないので、おそらく金属製のようです・・・ まぁ、モジュールとは言ってもただの蓋ではありますが。
Xbox モジュール FPS モジュール
「Xbox モジュール」は一般的なボタン配列、そして特徴的な「FPSモジュール」はスマホアプリのFPSゲームで、スクリーンのタッチ操作を併用しながら補助的に使うモジュール。使い勝手などは後述します。
背面 端子部
モジュール背面、「Xbox モジュール」 のショルダーは上下配列となっていて操作性はかなり良いもの、「FPSモジュール」は、銃のトリガーのように中指で操作できる位置にR2ボタンが配置されています。
良くも悪くも、このコントローラモジュールが脱着できるのは斬新、ガジェット好きにとっては「ライクなポイント」になります。
本体の質感と操作性・内蔵スピーカーについて
デザイン
X box モジュール を取り付けた状態で、横幅は233mm 厚みは最も厚い部分で41mm もある。そして、重量は370g となっていて、でかくて重たいってのが僕の率直な感想ではあるが・・・
Nintendo Switch と比べてみたら横幅はほぼ同じ、縦幅はGPD XPの方が短いので、Switchを持ち歩いている人には小型に感じるサイズ感ではないかと思う。
質感はトップクラスに良い、ボタンやジョイスティックの押し心地、モジュールの脱着もピッタリで知らない人が見たら外せるとは思わない、プラスチックシェルだが、見た目が金属に見えるので高級感を感じる仕上がりとなっています。
スクリーン
スクリーンは 6.81インチ IPS液晶、解像度は1080*2400、とにかく綺麗としか言いようがない。視野角や輝度など、ハイエンドスマホと同じクオリティー、僕の所有する旧型Switchと比べてしまうと Switch がゴミに見えてくるレベルだ。
レトロゲームプレイの場合は、あまり意味ないかと思ったが、実際にプレイしてみると圧倒的に見やすい、エフェクトなどの効果がより楽しめそうだ。
気になるのは、左下にあるインカメラのピンホール、ストリームやビデオチャットのためだろうと思うが、意外とゲームのメニューなどに干渉するので位置的にも微妙な場所ではある。
操作性
まず X box モジュールについてだけど・・・
各操作ボタンの押し心地、操作性についてほぼ文句はない、一般的なコントローラよりも十字キーが盛り上がっているのが特徴的だが、これもかなり操作性が良い。
アナログスティックも色々なゲームで試してみたが操作性は良好、レトロゲームのストⅡだと昇龍拳が出しづらい気もしたが、PCリモートプレイのストVだとむしろ出しやすいんだがw なんでだろう・・・
良くない点は、アナログスティックとABXYボタンのクリアランスが少ないので、操作時に親指に当たってしまう事で、ホールド中は常時当たっていてどうにも気持ちが悪いのは残念である。これは許容できない人も居るのではないかと思われる。
次に、FPSモジュール・・・
PUBG と Call of Duty などでテストプレイしたが、これはマジで操作性が良くなるのでゲームが楽しくなる。視点移動などタッチスクリーンの操作性の良い点はそのままタッチスクリーンを利用して、武器切り替えや、標準操作などはモジュールコントローラの任意キーに割り振る事ができる。
僕はタッチスクリーンの操作が下手なので、あまりスマホでこの手のゲームはしなかったんだけど、これはかなり楽しい。
キーマッピング機能が秀悦・・・
十字キー右上にあるキーマッピングボタンを押すと、コントローラ非対応のゲームでも任意のスクリーン位置にキーマッピングを記録する事ができて、ゲームごとにマッピングを保存できる。
とにかく、どんなゲームでも、それがエミュレータであろうと、スマホゲームであろうと、リモートプレイだって、なんでも対応してやるぜ的な? 快適なゲームプレイに特化したデバイスに仕上げている事に関心してしまうのであった。
音 質
本体下部の左右に内蔵された「 AAC最高級ステレオ ウルトラリニア スピーカー 」だが、ゲームプレイ時の音質はクリアーで良い音だが・・・ You Tubeなどで動画視聴した際に、少しキンキンしてあまり耳障りが良くないと感じた。
iPhone や iPad などに比べると音質的には劣るかなぁってのが率直な感想だけど、ゲームプレイの音質という事であれば内蔵スピーカーでも十分に楽しめるレベルにある。
Bluetooth イヤホンも使えるので、満点とは言えないが大きなマイナスではない。
ゲームパフォーマンス良し
最後に、ゲームのパフォーマンスについてレビュー、まぁ、僕はゲーマーと言うよりもハード好きな部類なので、参考程度として欲しい。
エミュレーション
確認したのは、NES・SNES・MD・PCエンジン・PS1・DCなどのレトロゲームコンソール、Android の場合、Emulatorアプリが数多くあり、無料・有料などの選択肢があるが、個人的に使いやすいのは、結局 RetroArch 一択となる・・・ そして確認したタイトルは全て正常に動作したし、液晶が綺麗で、操作性も良いのでゲームが楽しい。
専用アプリで確認したのは、PSPを PPSSPP で、PS2については DamonPS2 で動作確認をおこなったが、どちらもハイエンドスペックの POCO X3 Pro と比べほぼ遜色なく再現していると感じる、この時点で僕のハンドヘルド・メイン機種は GPD XP に決定となった。
Wii ・ ゲームキューブ エミュレータの Dolphin もプリインストールされていたが、僕は吸い出しROMを現時点で所有していないので残念ながら動作の確認はしていない。 Wii については実機も2台あるし、ソフトも数多くあるので、そのうちやろうとは思っているんだが・・・ 正直言って、めんどくさいw
そうそう、前回の記事で eggs さんがコメントしてくれたけど、GPD XP は Nintendo DS の2画面を理想的なサイズで左右表示が可能で良いとの事だったので実際に試してみたが・・・ 確かにとても見やすい、と言うか実機よりも液晶がクリアーなのが素晴らしい。当然実機と変わらずゲームプレイが可能なので超お勧めだ。
Android ゲームとリモートプレイ
Android アプリのゲームは、原神、コールオブデューティー、PUBG、ウマ娘もw 色々と試したが、どのタイトルも快適動作、ハイエンドではないが、これだけ動作すれば当面は問題なく遊べそう・・・
Fortnite だけ、なぜか動作が不安定でオンラインからキックされる現象が起きるんだけど・・・ インストールは出来たが非対応機種になっているかもしれない。
そして、前回の感想記事に書いたが、Steam のリモートプレイが超快適、操作性の良いコントローラでPCゲームが外出先で遊べるんだから、ゲームデバイスは GPD XP があれば他のデバイスは不要なんじゃない? まぁ、ネットのスピードが遅いとダメだけどw
まとめと評価
良い点と悪い点のまとめ、そして最後に評価です。
GPD XP は Android 11 を搭載した、ゲームプレイに特化したデバイスです。
正直言って僕はAndroid ゲーム機ってあまり好きではなかったんです。だって、量産数が多いハイエンドスマホが圧倒的に有利なマーケットです。非力なプロセッサーで、専用OSとハード、改造を前提にしたアフターマーケットが、いわゆる中華ゲーム機の魅力だと考えていました。
GPD製品を始めて手にしましたが、人気のある事が理解できました・・・ 徹底的に作り込まれていて、ゲームプレイに最適化されたハードです。
そして GPD XP をイジってみて、Android デバイス最大の利点にあらためて気が付きました。(今更?)
黄蛇さんがコメントしてくれましたが、起動の速さなんですよね。 GPD XP は基本的に電源をOFFにしません、だからボタンを押すとすぐに起動するんです・・・ そしてゲームが途中から即再開できるんです・・・ 当たり前の事を言ってると思うかもしれませんけどw
手元に置いておくと、ちょっとした隙間時間にすぐ遊べる気楽さ、特に GPD XP は、外部コントローラをペアリングしたり取り付ける必要もないから最強です。
一般的には高価な部類になるハードかもしれませんが・・ このクオリティーであれば納得感がありますね。
マニア向けのハードです。
使いこなせるなら幸せになれる事は間違いありません。
評価は過去最高評価の星4.5です。
YouTube レビュー動画
編集完了公開後に掲載いたします。
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