ニトロです。
RK2020ユーザーを悩ませている、充電の不具合問題の修正ができるSPIアップデータの導入解説記事です。
このアップデータは、Forum参加者の方々に情報・導入検証をしていただいております。導入にはリスクがありますが、成功すればバッテリーに関する不満はかなり解消されると思います。
注意事項
RK2020 SPI Updateの導入方法
githubで「christianhaitian」さんが公開しているSPIアップデータを利用します。
rk2020 spi updateのダウンロード
サイトの左側にあるメニュー「Fixes and Tweaks」のページ、「rk2020 spi update link」をクリック、「mega.nz」ページから「uboot for rk2020 beta-2020-06-10 .img」をダウンロードします。
アップデート用 MicroSD カード を作成
ダウンロードした「uboot for rk2020 beta-2020-06-10 .img」(SPIアップデータ)をMicroSDカードに書き込みします。アップデータのサイズは48MBなので、お手持ちで余っている小容量のMicroSDカードで大丈夫です。
事前にSDカードはフォーマットして、書き込みはEtcherなどを使ってください。FWの導入手順と同じです。もし意味が分からないなら関連記事をご確認ください。
本体にSPIアップデータを書き込みする
本体から起動用のMicroSDカードを抜き、作成したアップデート用のMicroSDカードを挿入して電源を入れます。
起動すると以下の写真のように、Linuxペンギンと下部に進行状況が表示されます。
書き込みが終わると電源が自動的に落ちて終了します。
本体のリセット
SPIアップデータを導入時点で以下の写真のように背面の赤LEDが2箇所点灯したままであれば、リセット作業が必要です。LEDが消えるまで電源ボタンを長押しする事でリセットができます。
もし、電源ボタンの長押しでリセットができない場合は、以下の作業をおこなって強制的にリセットしてください。
バックパネルを外す
バックパネルは4本のネジで止まっています、4本すべてプラスドライバーで外します。
赤丸4箇所がツメになって固定されていますので、専用工具を使うか、ない場合はプラスチック製のカードなどを使ってください。
ショルダーボタンの箇所から慎重に隙間を広げて工具を差し込み、ツメの部分までスライドさせて、テコの要領で外し慎重にバックパネルを持ち上げます。
バッテリーコネクタを脱着
写真の黄丸のコネクタを一度外して付け直せばリセットが完了します。
コネクタを脱着して、LEDが消灯しているのを確認したらバックパネルを取り付けてネジを締めれば終了です。
起動確認
Emu ELECなど、ファームウェアを導入したMicroSDカードをRK2020に挿入して電源を起動します。
写真のように起動画面の左上に「For RK2020」と表示されるようになります。
※ Emu ELECだけかもしれません。
ゲームコンソールの選択画面などを表示、正常に動作すれば成功です。
SPIアップデータ導入後の変化
SPIアップデータを導入すると、以下のような充電における表示や動作に変更がかかります。操作していて個人的に体感的に感じられるレベルで良くなりました。
最近リリースされた「THeRA 2.4 NTFS V2」導入で、このアップデータのパッチが掛かるのか不明ですが、Emu ELEC 3.5 / 3.6 を利用されている方は導入する価値のあるアップデートだと思います。
重要な追加情報
個体差により(下部リセットボタンが硬くて押せない個体)アップデータの書き込みする際にエラーをはいて強制終了される事があるようです。フォーラム記事番号6091のコメントをご確認ください。
謝辞
Retro Game Device Forum で情報の投稿、動作検証していただいた皆さま、ありがとうございます😃 これからもよろしくお願いいたします☆ミ
RK2020が購入できるお店
Amazon・楽天・Yahooショッピング
不良品だった場合に面倒なので、少し割高ですがamazonで購入する事をお勧め致します。
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